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#20


悪手

嗚呼!ただ僕たちは己の道を歩んで、信じるものを貫いた。
自分自身に嘘をつけなかった。顔を背けたくなかった。
ただそれだけなのに。
どうしてそんな目で僕らを見るの?
ここに居てはいけない異様なもののように、見つめるの?
心の奥にある信念。己の望む道。
それらを貫くことさえ許されない世界!
は、腐っているよ。
ただ生きているだけなのに、後ろ指を刺される理由なんてないのに。

ハエのように寄ってたかって、何がそんなに楽しんだろう。
どうせ長くは続かない偽りの友情。
ハブられないようにと浮かべた笑み。
僕らはただ、己を殺してまで、影に隠れていたくなかっただけなんだ!
嗚呼、あの日差し伸ばされた悪魔の手を握っていたら、
なにか変わっていたのだろうか?
きっと僕ら僕らであれなかった。
友情よりも信念を、信念よりも友情を、幸せよりも安寧を、安寧よりも幸せを!
どちらを取るかの正解をどこにも落ちていない。
それがとても残酷なことに思えるんだ。

誰も助けてくれやしない。誰ひとりとして。
自分自身を守るためなのだから、仕方がないのだろう。きっとそうだろう。
それなら僕たちは、自分に嘘をつけない僕たちは、
どうして自分自身を守れるのでしょう?
腐り切ったこの世界で、異様なのは一体僕らと彼らのどちらなのでしょう。
友情よりも信念を、安寧よりも幸せを、選んでしまった僕らは、
見放された。もう誰ひとりとして手を差し伸べてはくれないから。
嗚呼、嗚呼、嗚呼、嗚ー呼!

作者メッセージ

握手→悪手
もう新規投稿できないのは辛い。新規投稿したい小説あったんに。

2025/06/08 16:06

シアナ ID:≫ 2.fNWYz76XnOY
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