Flower
俺が戻さないと。
もっと奥深くへ、読まないと戻せない。
あの人は何を思っている?
あの人は何に悩んでいる?
まだだ、まだ辿り着けない。
もっと奥深くへ、もっともっと―――、
[小文字][小文字]?「か……め…な………[/小文字]かなめ!」[/小文字]
?「叶芽!」
叶芽「っうお!?……佐都かよ」
佐都「佐都かよってなんだよ佐都かよって!」
叶芽「なぁ…佐都」
佐都「なんだ?」
叶芽「俺動き読むから俺の分任せてもいい?」
佐都「いいけど」
叶芽「…じゃあ、任せた」
無差別攻撃……
無差別攻撃ってことは自分にも当たる攻撃だよな…
何を思ってるのかが理解らない。
行動パターンはもう読めてるっつの!
―――読まないと。
もっと深く、スキルの精度を高めて――
―――主役は、私なの?
…………!
ここからもっと深く読んで記憶を……!
本当は、違うんじゃないの?
緋星槐、お前のやりたいことは何?
叶芽「っ!…これ………」
[水平線]
本当は違うんじゃねぇの?
俺のしたいことってなんだ?
主役は俺じゃない。
俺には到底届かない。
だからこそ、
[水平線]
だからこそ、[漢字]誰か[/漢字][ふりがな]貴方[/ふりがな]が主役であってほしい。
タンッ!
大丈夫だこの人はきっと、心の奥底に本心が必ずある。
槐に変えられていない本心が―――
気付けば、足が動いていた。
あの人に向かって。
もっと奥深くへ、読まないと戻せない。
あの人は何を思っている?
あの人は何に悩んでいる?
まだだ、まだ辿り着けない。
もっと奥深くへ、もっともっと―――、
[小文字][小文字]?「か……め…な………[/小文字]かなめ!」[/小文字]
?「叶芽!」
叶芽「っうお!?……佐都かよ」
佐都「佐都かよってなんだよ佐都かよって!」
叶芽「なぁ…佐都」
佐都「なんだ?」
叶芽「俺動き読むから俺の分任せてもいい?」
佐都「いいけど」
叶芽「…じゃあ、任せた」
無差別攻撃……
無差別攻撃ってことは自分にも当たる攻撃だよな…
何を思ってるのかが理解らない。
行動パターンはもう読めてるっつの!
―――読まないと。
もっと深く、スキルの精度を高めて――
―――主役は、私なの?
…………!
ここからもっと深く読んで記憶を……!
本当は、違うんじゃないの?
緋星槐、お前のやりたいことは何?
叶芽「っ!…これ………」
[水平線]
本当は違うんじゃねぇの?
俺のしたいことってなんだ?
主役は俺じゃない。
俺には到底届かない。
だからこそ、
[水平線]
だからこそ、[漢字]誰か[/漢字][ふりがな]貴方[/ふりがな]が主役であってほしい。
タンッ!
大丈夫だこの人はきっと、心の奥底に本心が必ずある。
槐に変えられていない本心が―――
気付けば、足が動いていた。
あの人に向かって。