Flower
?「……………そんな筈ない。」
?「[太字]そんな筈ない![/太字]」
?「俺は……俺は、あの人の為に―――!」
ケイ「…それがどうしたの?」
?「俺は、生きてる価値が――」
?「生きてる価値が………」
?「……俺が…………一人だけでも…」
ケイ「…………様子が変だね」
パロミデス「…ケイ。ガラハッドを頼む」
ケイ「………分かったよ」
トリスタン「お前――、」
?「俺が一人でも………俺が一人でも……!」
パロミデス「――おい。」
?「………一人でも、持って行かないと…」
パロミデス「」
?「俺は一人も殺せない?…そんなこと、許される[漢字]理由[/漢字][ふりがな]わけ[/ふりがな]――!」
グシャッ!
ガラハッド「あ゙ぁ゙っ゙!」
トリスタン「ガラハッド!?―――ケイ!ガウェインを、」
[太字]輪廻転生・壊[/太字]
ザザッ!
トリスタン「―――ケイ!!!!お前はガウェインを連れて逃げろ!一番動けるのはお前だ!」
ケイ「……トリスタン!パロミデス!」
ケイ「そいつを殺せ!必ず!!」
?「…………[太字]輪廻転生[/太字]………」
[太字][大文字]虚空。[/大文字][/太字]
刹那、どす黒い渦と共に鋭い刃がガウェインの方へ向かっていく。
トリスタン「ケイ!逃げろ!俺等もできるだけ捌くから!」
ケイ「―――ッ…」
ツ……
ザザザザザザッ!
ケイ「…………………痛くない。」
信じたくない感情が言葉に籠もる。
トリスタン「え?つまりそれって――」
?「しっかりやりましたよね?[太字][漢字]槐[/漢字][ふりがな]えんじゅ[/ふりがな][/太字]さん」
パロミデス「槐…!?」
トリスタン「槐って―――」
ペシャッ…
ケイ「!?」
槐「あぁ。[太字][漢字]肇[/漢字][ふりがな]はじめ[/ふりがな][/太字]、お前は一人殺した。上出来だ」
ケイ「一人……殺した…」
錆びた臭いが鼻を突く。
それは、現実を突き付けられているような感覚だった。
肇「ようやっとだぁ……ようやっと認められたんだ…………」
槐「円卓の騎士よ。」
槐「貴様らがした人生最大の過ちはなんだ?」
トリスタン「…そんなの……知るかよ…!」
槐「そうか、お前はそう思うのか。」
槐「ならば気付けない。一生な」
シュゥ……
肇、と呼ばれた魔者がだんだんと消えていく。
槐「もしまた、会った時。」
槐「その答えを私が示すだろう」
槐「それまで生き延びることだな。円卓の騎士。」
ダッ!
碧「クソッ、遅かった…」
円卓の騎士の耳に、聞き覚えのある声が響く。
律「んだよあの巨大な建造物!?」
トリスタン「……知るかよ…!っクソが!」
叶芽「…ねぇ」
叶芽「あの人、円卓の騎士じゃない?」
叶芽が騎士の方を向き、目を配る。
叶芽「―――まぁ、そうだよね…」
?「[太字]そんな筈ない![/太字]」
?「俺は……俺は、あの人の為に―――!」
ケイ「…それがどうしたの?」
?「俺は、生きてる価値が――」
?「生きてる価値が………」
?「……俺が…………一人だけでも…」
ケイ「…………様子が変だね」
パロミデス「…ケイ。ガラハッドを頼む」
ケイ「………分かったよ」
トリスタン「お前――、」
?「俺が一人でも………俺が一人でも……!」
パロミデス「――おい。」
?「………一人でも、持って行かないと…」
パロミデス「」
?「俺は一人も殺せない?…そんなこと、許される[漢字]理由[/漢字][ふりがな]わけ[/ふりがな]――!」
グシャッ!
ガラハッド「あ゙ぁ゙っ゙!」
トリスタン「ガラハッド!?―――ケイ!ガウェインを、」
[太字]輪廻転生・壊[/太字]
ザザッ!
トリスタン「―――ケイ!!!!お前はガウェインを連れて逃げろ!一番動けるのはお前だ!」
ケイ「……トリスタン!パロミデス!」
ケイ「そいつを殺せ!必ず!!」
?「…………[太字]輪廻転生[/太字]………」
[太字][大文字]虚空。[/大文字][/太字]
刹那、どす黒い渦と共に鋭い刃がガウェインの方へ向かっていく。
トリスタン「ケイ!逃げろ!俺等もできるだけ捌くから!」
ケイ「―――ッ…」
ツ……
ザザザザザザッ!
ケイ「…………………痛くない。」
信じたくない感情が言葉に籠もる。
トリスタン「え?つまりそれって――」
?「しっかりやりましたよね?[太字][漢字]槐[/漢字][ふりがな]えんじゅ[/ふりがな][/太字]さん」
パロミデス「槐…!?」
トリスタン「槐って―――」
ペシャッ…
ケイ「!?」
槐「あぁ。[太字][漢字]肇[/漢字][ふりがな]はじめ[/ふりがな][/太字]、お前は一人殺した。上出来だ」
ケイ「一人……殺した…」
錆びた臭いが鼻を突く。
それは、現実を突き付けられているような感覚だった。
肇「ようやっとだぁ……ようやっと認められたんだ…………」
槐「円卓の騎士よ。」
槐「貴様らがした人生最大の過ちはなんだ?」
トリスタン「…そんなの……知るかよ…!」
槐「そうか、お前はそう思うのか。」
槐「ならば気付けない。一生な」
シュゥ……
肇、と呼ばれた魔者がだんだんと消えていく。
槐「もしまた、会った時。」
槐「その答えを私が示すだろう」
槐「それまで生き延びることだな。円卓の騎士。」
ダッ!
碧「クソッ、遅かった…」
円卓の騎士の耳に、聞き覚えのある声が響く。
律「んだよあの巨大な建造物!?」
トリスタン「……知るかよ…!っクソが!」
叶芽「…ねぇ」
叶芽「あの人、円卓の騎士じゃない?」
叶芽が騎士の方を向き、目を配る。
叶芽「―――まぁ、そうだよね…」