Flower
ツ……
剣が当たる感覚がする。
セオ「………慣れてるはずなんだけどな」
剣が食い込み、血が飛び散った。
これは終わったな。
右からも攻撃来てるし避けたとて無理だろう。
早く逃げとけば良かった。
まぁ、今後悔しても遅いからなぁ。
潔く斬られて死ぬか。
[水平線]
碧「セオさん!?」
叶芽「どっ、どうすんのぉ!?助け向かうの!?」
佐都「状況が変わる訳でも無いけど…セオさんを助けられるなら向かったほうがいいだろ……つーかアロンダイトで斬られてぇ。なんならガラティンでも斬られてぇ…」
叶芽「てめぇは黙ってろ殺すぞ!」
律「要らないやり取りすんな向かうぞ早く!」
律「俺たちは仲間を見捨てる程馬鹿じゃ無いだろ……!」
律「碧、いつでも攻撃出来るように準備しておけ」
碧「りょーかい」
なんとか耐えてくれセオさん……。
ピシャッ……
碧「!?」
佐都「マジかよ……!?どうすんだこれ、向かったって俺等も斬られるぞこれマジで…!」
[水平線]
錆びたような臭いがする。
これ、血なのか。
……なんでだろうな。
死ぬ覚悟があったはずなのに。
なんでこんなに死にたくないんだろ。
タッ!
律「!?」
ガウェイン「ゔぁ゙…」
ランスロット「ガウェイン!?」
まだ死にたくない自分が居る。
まだ[太字]見つけてないんだ[/太字]。
それを見つけるまでは死ねない。
ヒュッ……
ガウェイン「まだ動けんのかよ……なら――」
ガウェイン「本気で来いよセオ。」
師匠だ。
あの時の。
セオ「分かってますよ師匠」
キッ!
ギリ…
ガッ!
ガウェイン「おっ、これ避けんのか!」
碧「セオさん、戦いを楽しんでる……?」
律「しかもあいつのことを師匠って呼んでたよな?」
叶芽「師匠ってやつがなんだが知らんけど……本当に楽しそう…………」
佐都「…だな……ちょっと良く分からんけど」
叶芽「空気読め馬鹿!」
ザザッ!
セオ「!?っぶね…」
タンタンタンッ
キッ……!
ガウェイン「ッ!」
全てがスローモーションのように感じる。
ガラティンが俺の首に当たる。
それをナイフで振り切る。
ナイフと剣が反動で吹っ飛ぶ。
ガギィンッ!
ザシュッ……
碧「……これ、どっち」
律「…あいつだ。セオさんじゃない」
佐都「多分、ガウェインだ。円卓の騎士の一人、ガラティンを使う騎士。」
叶芽「…………もう一人は何もしなかったね」
佐都「セオさんが師匠って言ってたし…師弟対決みたいなもんだろ。邪魔はできねーって」
碧「―――勝った」
碧「だけど、ガウェインともう一人、アロンダイトだからランスロットかな。そいつらは本心じゃないでしょ明らかに」
碧「幾ら師匠とは言え、幾ら弟子とは言え、感動シーンみたいに終わらすことなんて無いだろうよ」
律「……それはつまりどういうことだ」
碧「本当の戦いはこれからって事。」
剣が当たる感覚がする。
セオ「………慣れてるはずなんだけどな」
剣が食い込み、血が飛び散った。
これは終わったな。
右からも攻撃来てるし避けたとて無理だろう。
早く逃げとけば良かった。
まぁ、今後悔しても遅いからなぁ。
潔く斬られて死ぬか。
[水平線]
碧「セオさん!?」
叶芽「どっ、どうすんのぉ!?助け向かうの!?」
佐都「状況が変わる訳でも無いけど…セオさんを助けられるなら向かったほうがいいだろ……つーかアロンダイトで斬られてぇ。なんならガラティンでも斬られてぇ…」
叶芽「てめぇは黙ってろ殺すぞ!」
律「要らないやり取りすんな向かうぞ早く!」
律「俺たちは仲間を見捨てる程馬鹿じゃ無いだろ……!」
律「碧、いつでも攻撃出来るように準備しておけ」
碧「りょーかい」
なんとか耐えてくれセオさん……。
ピシャッ……
碧「!?」
佐都「マジかよ……!?どうすんだこれ、向かったって俺等も斬られるぞこれマジで…!」
[水平線]
錆びたような臭いがする。
これ、血なのか。
……なんでだろうな。
死ぬ覚悟があったはずなのに。
なんでこんなに死にたくないんだろ。
タッ!
律「!?」
ガウェイン「ゔぁ゙…」
ランスロット「ガウェイン!?」
まだ死にたくない自分が居る。
まだ[太字]見つけてないんだ[/太字]。
それを見つけるまでは死ねない。
ヒュッ……
ガウェイン「まだ動けんのかよ……なら――」
ガウェイン「本気で来いよセオ。」
師匠だ。
あの時の。
セオ「分かってますよ師匠」
キッ!
ギリ…
ガッ!
ガウェイン「おっ、これ避けんのか!」
碧「セオさん、戦いを楽しんでる……?」
律「しかもあいつのことを師匠って呼んでたよな?」
叶芽「師匠ってやつがなんだが知らんけど……本当に楽しそう…………」
佐都「…だな……ちょっと良く分からんけど」
叶芽「空気読め馬鹿!」
ザザッ!
セオ「!?っぶね…」
タンタンタンッ
キッ……!
ガウェイン「ッ!」
全てがスローモーションのように感じる。
ガラティンが俺の首に当たる。
それをナイフで振り切る。
ナイフと剣が反動で吹っ飛ぶ。
ガギィンッ!
ザシュッ……
碧「……これ、どっち」
律「…あいつだ。セオさんじゃない」
佐都「多分、ガウェインだ。円卓の騎士の一人、ガラティンを使う騎士。」
叶芽「…………もう一人は何もしなかったね」
佐都「セオさんが師匠って言ってたし…師弟対決みたいなもんだろ。邪魔はできねーって」
碧「―――勝った」
碧「だけど、ガウェインともう一人、アロンダイトだからランスロットかな。そいつらは本心じゃないでしょ明らかに」
碧「幾ら師匠とは言え、幾ら弟子とは言え、感動シーンみたいに終わらすことなんて無いだろうよ」
律「……それはつまりどういうことだ」
碧「本当の戦いはこれからって事。」