律「え…アロンダイトってビーヴェス卿の息子に渡った剣……？けどアーサー王伝説ではランスロットが使ってるよな？」

佐都「……誰かは知らんけど、あの剣がアロンダイトってことは分かる」

碧「――どうする？助け行く？」

叶芽「………行ったとて到底敵わないよ。そんくらい戦いから見て分かるでしょ」

ｻﾞｯ！

碧「！？」


[水平線]


セオ「お前……ランスロット…………！？」

ﾀｯ…

セオ「ｯぶな…」

ガウェイン「ランスロット」

ランスロット「了解しました」





佐都「待てあれってガラティン！？マジかあれ本物か！？」

叶芽「ちょっうるさい！幾ら本物とは言え[漢字]音量[/漢字][ふりがな]ボリューム[/ふりがな]下げて！」




ｷｨｨｨｯ！



セオ「！？見えねぇ……」

攻撃速度が上がって剣の軌道もなんなら形すら目で追えない…！

全部残像としか見えない！

しかもランスロットまで来やがった……

ランスロットは武術が強く戦いにならなかったことがある。

そんな[漢字]奴[/漢字][ふりがな]騎士[/ふりがな]に勝つのはマジで[漢字]攻略不可[/漢字][ふりがな]無理ゲー[/ふりがな]だっつの…！

このナイフを投げる余裕を与えない攻撃………

駄目だ、勝った自分の姿が[漢字]想像[/漢字][ふりがな]イメージ[/ふりがな]できない…！






そもそも、昔から勝てなかった[漢字]ガウェイン[/漢字][ふりがな]師匠[/ふりがな]に勝つことなんて無理なのにな………






剣が脳幹辺りに迫る。

クッソ、確実に殺しに来てんなぁこいつ。

あぁもうやめよ。

実力を勘違いしなかったら今は逃げてたのかな。