Flower
碧「――まぁ、帰るはずもなく。」
律「…これ端から見たら不審者じゃね?」
佐都「確かに、木陰に隠れてる電柱にお団子状態で見ている………不審者だなこれ」
叶芽「でもしょうがないよね。心配だし」
佐都「そうだな。溢れ出る強者感の人(?)と戦う……いや、セオが弱いって訳では無いんだけど…」
碧「そうそれ。別に舐めては居ないけど心配になるって言う…」
ガッ!
律「!?」
叶芽「うひょ、ここまで飛んでくるのか……」
碧「でも回避出来てるって証拠なのかな。血も付いてないし見る限り全部の攻撃回避してる。……互角に戦えるの凄いな」
律「珍しく碧が感心してる…」
佐都「珍しいんだなそれ」
碧「―――だけど、回避しているからこそ心配だよね」
叶芽「……だね」
佐都「珍しく…」
律「心配してる……」
碧「そういうリツと佐都は心配しないの?」
律「心配してるよ」
佐都「してるっつーの」
叶芽「やっぱり皆心配するよね……まぁ、それは当然なのかもしれないけど」
律「そりゃそうだろ。仲間なんだしさ」
[水平線]
久しぶりかな、この感覚は。
[太字][漢字]あの時[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな][/太字]の感覚が身体に戻ってきている気がする。
それはガウェインが[太字]師匠[/太字]であり、俺が[太字]弟子[/太字]だから。
ガウェイン「……お前は昔から何も変わってないな」
セオ「師匠にはそう見えるのか」
ガウェイン「……お前は変わってると思うのかよ?」
セオ「さぁ、分かんない。」
ガウェイン「………そうか」
キンッ!
ヒュッ
剣が空気を斬り裂く音。
ナイフが剣に当たる音。
どれも聞き慣れているというのに、その音に恐怖を覚える。
それはガウェインが格上の相手だから。
もう“師匠”と呼べないくらいに。
一歩間違えたら死ぬなこれ。
攻撃だけに集中しないと負ける。
相手が俺を殺す気なら、俺もその気でやらないと。
[水平線]
セオ「ミカエル、これってどの毒使ってんの?」
ミカエル「そーゆー質問来るんだ……結構多いよ?」
ミカエル「毒茸、フグ、ドクウツギ、バイカルハナウド、トリカブト、ハブクラゲとかなんとか……まぁそんくらい。」
ミカエル「これ無差別に毒効くからね。人間でも動物でもなんでも」
[水平線]
このナイフは有効打になる。
なら今は使わないほうがいい。
多分対応しないと投げる瞬間に殺されるな。
動作を見ないと死ぬ。
ガウェイン「………そこか」
―――出来る。
この攻撃は回避できる。
ガウェイン「回避したか。まぁこれは昔からやってる[漢字]行動[/漢字][ふりがな]パターン[/ふりがな]、避けるのが当然……なのかな」
ガウェイン「けどそれじゃ負ける。だって―――」
ブンッ!
ガウェイン「どうだー?時間稼げたか?」
?「稼げてますよ。寧ろ稼ぎすぎです」
律「誰だあいつ……?」
佐都「待て、あの剣……」
佐都「アロンダイト――!?」
律「…これ端から見たら不審者じゃね?」
佐都「確かに、木陰に隠れてる電柱にお団子状態で見ている………不審者だなこれ」
叶芽「でもしょうがないよね。心配だし」
佐都「そうだな。溢れ出る強者感の人(?)と戦う……いや、セオが弱いって訳では無いんだけど…」
碧「そうそれ。別に舐めては居ないけど心配になるって言う…」
ガッ!
律「!?」
叶芽「うひょ、ここまで飛んでくるのか……」
碧「でも回避出来てるって証拠なのかな。血も付いてないし見る限り全部の攻撃回避してる。……互角に戦えるの凄いな」
律「珍しく碧が感心してる…」
佐都「珍しいんだなそれ」
碧「―――だけど、回避しているからこそ心配だよね」
叶芽「……だね」
佐都「珍しく…」
律「心配してる……」
碧「そういうリツと佐都は心配しないの?」
律「心配してるよ」
佐都「してるっつーの」
叶芽「やっぱり皆心配するよね……まぁ、それは当然なのかもしれないけど」
律「そりゃそうだろ。仲間なんだしさ」
[水平線]
久しぶりかな、この感覚は。
[太字][漢字]あの時[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな][/太字]の感覚が身体に戻ってきている気がする。
それはガウェインが[太字]師匠[/太字]であり、俺が[太字]弟子[/太字]だから。
ガウェイン「……お前は昔から何も変わってないな」
セオ「師匠にはそう見えるのか」
ガウェイン「……お前は変わってると思うのかよ?」
セオ「さぁ、分かんない。」
ガウェイン「………そうか」
キンッ!
ヒュッ
剣が空気を斬り裂く音。
ナイフが剣に当たる音。
どれも聞き慣れているというのに、その音に恐怖を覚える。
それはガウェインが格上の相手だから。
もう“師匠”と呼べないくらいに。
一歩間違えたら死ぬなこれ。
攻撃だけに集中しないと負ける。
相手が俺を殺す気なら、俺もその気でやらないと。
[水平線]
セオ「ミカエル、これってどの毒使ってんの?」
ミカエル「そーゆー質問来るんだ……結構多いよ?」
ミカエル「毒茸、フグ、ドクウツギ、バイカルハナウド、トリカブト、ハブクラゲとかなんとか……まぁそんくらい。」
ミカエル「これ無差別に毒効くからね。人間でも動物でもなんでも」
[水平線]
このナイフは有効打になる。
なら今は使わないほうがいい。
多分対応しないと投げる瞬間に殺されるな。
動作を見ないと死ぬ。
ガウェイン「………そこか」
―――出来る。
この攻撃は回避できる。
ガウェイン「回避したか。まぁこれは昔からやってる[漢字]行動[/漢字][ふりがな]パターン[/ふりがな]、避けるのが当然……なのかな」
ガウェイン「けどそれじゃ負ける。だって―――」
ブンッ!
ガウェイン「どうだー?時間稼げたか?」
?「稼げてますよ。寧ろ稼ぎすぎです」
律「誰だあいつ……?」
佐都「待て、あの剣……」
佐都「アロンダイト――!?」