Flower
(○INEの通話着信音)
碧「…ん?」
スマホの着信音で目が覚める。
時計の針は午前二時を指していた。
暗い真夜中、スマホと外から入る微かな光が部屋を照らす。
スマホに写っていたのは、律の文字。
俺はまだ重たい瞼をググッと持ち上げながらスマホを手に取った。
碧「もしもし……何?リツ………」
律「真夜中にごめん。魔者だ」
…まぁ、そうだよね……。
碧「場所は?」
律「東京都千代田区皇居前。今俺が向かってるけど到底一人で太刀打ち出来るような相手じゃない」
碧「りょーかい。向かう。叶芽たちにメッセージで伝えとく」
律「サンキュ。じゃよろしく」
さてと……
どのルートから行こうかな。
[水平線]
佐都「叶芽。合流できたのはいいけどどうやって行けばいい?分かる?」
叶芽「分からん……つーか寝起きで良く分からん…ぐはっ…」
佐都「ちょっもたれかかんな危ねぇぞ!?起きろ馬鹿!」
叶芽「面倒臭い。運んで」
佐都「は?」
?「何?君ら恋愛対象なの?」
佐都「違う」
叶芽「それはない」
佐都「―――というかセオ場所分かる?」
セオ「分からない。」
佐都「そっかぁ…」
叶芽「…ま、感覚に頼って行くしか無いかぁ」
[水平線]
碧「リツ、魔者は?」
律「木の陰で姿を眩ませてるから見つからない。多分そこらの光があっても見えない所に居る」
ふーん……。
まぁ魔者は一応人だし頭脳は持ってる。
そりゃ人間みたいな動きするよね。
碧「取り敢えずスキルで光出してみるけど――」
碧「もし隠密のスキルを使える魔者なら相当厄介だよ」
[太字]フラッシュ[/太字]
碧「フラグかよ……リツ、誘き寄せることって出来ないの?」
律「(ヾノ・∀・`)ムリムリ」
碧「……どうする?俺の普通のエンドじゃ届かないところまで行ってそうだけど」
律「崖崩しの時に使ってた滅は?」
碧「それでも届かないよ。多分。廻もあるけどそれだと皇居が傷付く」
律「そうか……かと言って諦めたら影響や被害が出るかもだし…」
?「リツー、来たぞー」
?「眠い…なんとかしてよぉ碧ー…」
?「ごめん遅れた」
律「来てくれたのか……正直全員来ないかと思ったよ……」
碧「それは俺も思った」
「「でもセオ/セオさんは来てくれそうだよね」」
セオ「あ、ありがとう……?」
碧「ま、そんなことは置いといて。」
律「始めんぞー」
叶芽「なんか…軽くね?(((」
碧「…ん?」
スマホの着信音で目が覚める。
時計の針は午前二時を指していた。
暗い真夜中、スマホと外から入る微かな光が部屋を照らす。
スマホに写っていたのは、律の文字。
俺はまだ重たい瞼をググッと持ち上げながらスマホを手に取った。
碧「もしもし……何?リツ………」
律「真夜中にごめん。魔者だ」
…まぁ、そうだよね……。
碧「場所は?」
律「東京都千代田区皇居前。今俺が向かってるけど到底一人で太刀打ち出来るような相手じゃない」
碧「りょーかい。向かう。叶芽たちにメッセージで伝えとく」
律「サンキュ。じゃよろしく」
さてと……
どのルートから行こうかな。
[水平線]
佐都「叶芽。合流できたのはいいけどどうやって行けばいい?分かる?」
叶芽「分からん……つーか寝起きで良く分からん…ぐはっ…」
佐都「ちょっもたれかかんな危ねぇぞ!?起きろ馬鹿!」
叶芽「面倒臭い。運んで」
佐都「は?」
?「何?君ら恋愛対象なの?」
佐都「違う」
叶芽「それはない」
佐都「―――というかセオ場所分かる?」
セオ「分からない。」
佐都「そっかぁ…」
叶芽「…ま、感覚に頼って行くしか無いかぁ」
[水平線]
碧「リツ、魔者は?」
律「木の陰で姿を眩ませてるから見つからない。多分そこらの光があっても見えない所に居る」
ふーん……。
まぁ魔者は一応人だし頭脳は持ってる。
そりゃ人間みたいな動きするよね。
碧「取り敢えずスキルで光出してみるけど――」
碧「もし隠密のスキルを使える魔者なら相当厄介だよ」
[太字]フラッシュ[/太字]
碧「フラグかよ……リツ、誘き寄せることって出来ないの?」
律「(ヾノ・∀・`)ムリムリ」
碧「……どうする?俺の普通のエンドじゃ届かないところまで行ってそうだけど」
律「崖崩しの時に使ってた滅は?」
碧「それでも届かないよ。多分。廻もあるけどそれだと皇居が傷付く」
律「そうか……かと言って諦めたら影響や被害が出るかもだし…」
?「リツー、来たぞー」
?「眠い…なんとかしてよぉ碧ー…」
?「ごめん遅れた」
律「来てくれたのか……正直全員来ないかと思ったよ……」
碧「それは俺も思った」
「「でもセオ/セオさんは来てくれそうだよね」」
セオ「あ、ありがとう……?」
碧「ま、そんなことは置いといて。」
律「始めんぞー」
叶芽「なんか…軽くね?(((」