Flower
?「おーい、ラモラックー」
ラモラック「なんだパロミデスー」
パロミデス「今日、行く日でしょ」
ラモラック「あ、そーだったな。じゃ、行くか。」
真夜中の街。
光すら入ってこない路地裏に、二人。
入っていった。
[水平線]
ラモラック「うわっ、眩しー!やっぱいつ来ても慣れんわ…」
一人、ラモラックと言われている男がネオンに照らされ歩いている。
パロミデス「わかるー、慣れないよな」
もう一人、パロミデスと言われている男がラモラックの隣を歩く。
ラモラック「でもなんでか知らんけど月一なのに懐かしく感じる〜、月一なのにさ」
パロミデス「それ。マジそれ〜」
二人は笑いながらネオン街を歩く。
パロミデス「さ、いつものと―――」
「っあの!」
パロミデスが少し身体の向きを変えて踏み出そうとした時。
一人の少女がパロミデスの腕を掴んだ。
パロミデス「おっ…と、どうしたの?こんな時間に」
「あ……えっと……」
ラモラック「今一時だよ?午前の。しかもここは危ないし、早く帰っ――」
「危ないのは貴方たちです!!」
パロミデス「―――っえ?」
「あ…すみません……」
ラモラック「俺たちが……?危険?」
「そ、そうです……特に彼処は――」
キィィィィィィィンッ!
パロミデス「ありがとう。名前は?」
「日向…です……」
パロミデス「分かった。ラモラック、日向を任せていいか?」
ラモラック「任せてOKよー。じゃ、行こっか」
[水平線]
ガウェイン「はぁ!?ラモラックとパロミデスが!?」
ランスロット「あいつらは毎月行ってましたよ。見つからなかったのが奇跡だったと思います」
マーリン「誰が行くの?早く決めないと欠けるよ」
ランスロット「それ、ほぼ俺に言ってますよね!?」
アーサー「焦ることは無い。あいつらだって承知の上だろう。」
ケイ「ランスロちゃん、麿が行こうか?」
ランスロット「……じゃあ一緒に行きましょう。有利な状況を作りたいので」
ケイ「おっけー決まり。じゃあ王、ケイとランスロットで行きます」
[水平線]
ケイ「久しぶりだね、彼処に行くのは。」
ランスロット「そうですね。ケイはよく来ていたんですか?」
ケイ「麿は年に一度来てたよ。ランスロちゃんは?」
ランスロット「過去に一度行きました。けど治安が悪くてもう行ってません」
ケイ「だね。マジで治安悪いよ」
ランスロット「あんなとこに月一で行ってるラモラックとパロミデス、ある意味尊敬できます」
ケイ「本当にね。麿は年一度くらいでいいくらいだからさ」
ランスロット「ところで、貴方の[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]は[太字]未来を見ること[/太字]ですよね?予言できたのでは…?」
ケイ「あぁ、“未来視”ね。麿はラモラックたちのことなんか興味無かったし、一度に騎士全員の未来を見ることはできないからなぁ。」
ケイ「でも、今見る限り行った方がいいよ。だってさランスロット。」
ランスロット「………なんですか」
ケイ「[太字]同じ境遇を持つ者を見捨てることはできないでしょ?[/太字]」
ケイ「君はそーゆータイプ。麿は良く理解る。」
ケイ「たとえそれが、悪党であっても。」
ラモラック「なんだパロミデスー」
パロミデス「今日、行く日でしょ」
ラモラック「あ、そーだったな。じゃ、行くか。」
真夜中の街。
光すら入ってこない路地裏に、二人。
入っていった。
[水平線]
ラモラック「うわっ、眩しー!やっぱいつ来ても慣れんわ…」
一人、ラモラックと言われている男がネオンに照らされ歩いている。
パロミデス「わかるー、慣れないよな」
もう一人、パロミデスと言われている男がラモラックの隣を歩く。
ラモラック「でもなんでか知らんけど月一なのに懐かしく感じる〜、月一なのにさ」
パロミデス「それ。マジそれ〜」
二人は笑いながらネオン街を歩く。
パロミデス「さ、いつものと―――」
「っあの!」
パロミデスが少し身体の向きを変えて踏み出そうとした時。
一人の少女がパロミデスの腕を掴んだ。
パロミデス「おっ…と、どうしたの?こんな時間に」
「あ……えっと……」
ラモラック「今一時だよ?午前の。しかもここは危ないし、早く帰っ――」
「危ないのは貴方たちです!!」
パロミデス「―――っえ?」
「あ…すみません……」
ラモラック「俺たちが……?危険?」
「そ、そうです……特に彼処は――」
キィィィィィィィンッ!
パロミデス「ありがとう。名前は?」
「日向…です……」
パロミデス「分かった。ラモラック、日向を任せていいか?」
ラモラック「任せてOKよー。じゃ、行こっか」
[水平線]
ガウェイン「はぁ!?ラモラックとパロミデスが!?」
ランスロット「あいつらは毎月行ってましたよ。見つからなかったのが奇跡だったと思います」
マーリン「誰が行くの?早く決めないと欠けるよ」
ランスロット「それ、ほぼ俺に言ってますよね!?」
アーサー「焦ることは無い。あいつらだって承知の上だろう。」
ケイ「ランスロちゃん、麿が行こうか?」
ランスロット「……じゃあ一緒に行きましょう。有利な状況を作りたいので」
ケイ「おっけー決まり。じゃあ王、ケイとランスロットで行きます」
[水平線]
ケイ「久しぶりだね、彼処に行くのは。」
ランスロット「そうですね。ケイはよく来ていたんですか?」
ケイ「麿は年に一度来てたよ。ランスロちゃんは?」
ランスロット「過去に一度行きました。けど治安が悪くてもう行ってません」
ケイ「だね。マジで治安悪いよ」
ランスロット「あんなとこに月一で行ってるラモラックとパロミデス、ある意味尊敬できます」
ケイ「本当にね。麿は年一度くらいでいいくらいだからさ」
ランスロット「ところで、貴方の[漢字]能力[/漢字][ふりがな]スキル[/ふりがな]は[太字]未来を見ること[/太字]ですよね?予言できたのでは…?」
ケイ「あぁ、“未来視”ね。麿はラモラックたちのことなんか興味無かったし、一度に騎士全員の未来を見ることはできないからなぁ。」
ケイ「でも、今見る限り行った方がいいよ。だってさランスロット。」
ランスロット「………なんですか」
ケイ「[太字]同じ境遇を持つ者を見捨てることはできないでしょ?[/太字]」
ケイ「君はそーゆータイプ。麿は良く理解る。」
ケイ「たとえそれが、悪党であっても。」