Flower
零拝「え……それ、どういうことでどこ情報なんですか…」
伊邪那美「えっと…ネットニュース………」
海良「……え待て。予言に書いてあったのって江戸だよな?じゃあなんで[漢字]神奈川[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に[漢字]未確認生物[/漢字][ふりがな]こいつ[/ふりがな]が居るんだよ?」
朱雀「――頭からすっぽ抜けてた。てことは、[漢字]神奈川[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に出現してる方がやばいってことじゃん」
海良「そう……だな…」
零拝「ど、どうするんです!?」
伊邪那美「そうだよ、神奈川で手一杯なのに東京は……」
朱雀「なら二手に分かれたら?俺と伊邪那美はここ居るよ」
伊邪那美「なんでお前が決めてんだよ!?…まぁいいけど……」
海良「なら助かる。零拝、行くぞ」
零拝「分かりました!お願いします!」
[水平線]
同じ頃、東京都葛飾区。
言霊と尊は、未確認生物と戦っていた。
言霊「凄いぞ尊!これなら避けれる――!」
尊「そうだな。……けど、私たちは読むことしかできない。攻撃の技っていうか術っていうか、そーゆーやつが使えない。となると――」
尊が攻撃を避けながら未確認生物を見据える。
尊「対処できても対処できない。意味分かる?」
言霊「分かるよ。避ける対処が見つかっても殺せない、ってこと。…どうするかなぁ……」
尊と言霊は唯一の欠点に悩まされていた。
尊「心理学者だからってのもあるけど………やっぱり避けたり読んだりするだけじゃ倒せない…しかも体力も削られる。これ、最終的には圧倒的不利な状況になるでしょ」
言霊「―――だからといって、諦める[漢字]理由[/漢字][ふりがな]わけ[/ふりがな]にはならないでしょ」
尊「……だな。」
[水平線]
零拝「………海良さん。」
海良「何だ?」
零拝「これ、明らか電車乗った方が早いです。」
零拝が走っていた足を止めた。
向かっているのはもちろん北区文京区葛飾区方面だが、川崎市から行くとなるとキツい。
海良「……乗るか。」
海良は足をピタッと止め、川崎駅方面へと方向転換する。
零拝「もぉ!!最初っからそうしてください!!!」
零拝は海良の後ろで叫びつつ、着いていった。
伊邪那美「えっと…ネットニュース………」
海良「……え待て。予言に書いてあったのって江戸だよな?じゃあなんで[漢字]神奈川[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に[漢字]未確認生物[/漢字][ふりがな]こいつ[/ふりがな]が居るんだよ?」
朱雀「――頭からすっぽ抜けてた。てことは、[漢字]神奈川[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に出現してる方がやばいってことじゃん」
海良「そう……だな…」
零拝「ど、どうするんです!?」
伊邪那美「そうだよ、神奈川で手一杯なのに東京は……」
朱雀「なら二手に分かれたら?俺と伊邪那美はここ居るよ」
伊邪那美「なんでお前が決めてんだよ!?…まぁいいけど……」
海良「なら助かる。零拝、行くぞ」
零拝「分かりました!お願いします!」
[水平線]
同じ頃、東京都葛飾区。
言霊と尊は、未確認生物と戦っていた。
言霊「凄いぞ尊!これなら避けれる――!」
尊「そうだな。……けど、私たちは読むことしかできない。攻撃の技っていうか術っていうか、そーゆーやつが使えない。となると――」
尊が攻撃を避けながら未確認生物を見据える。
尊「対処できても対処できない。意味分かる?」
言霊「分かるよ。避ける対処が見つかっても殺せない、ってこと。…どうするかなぁ……」
尊と言霊は唯一の欠点に悩まされていた。
尊「心理学者だからってのもあるけど………やっぱり避けたり読んだりするだけじゃ倒せない…しかも体力も削られる。これ、最終的には圧倒的不利な状況になるでしょ」
言霊「―――だからといって、諦める[漢字]理由[/漢字][ふりがな]わけ[/ふりがな]にはならないでしょ」
尊「……だな。」
[水平線]
零拝「………海良さん。」
海良「何だ?」
零拝「これ、明らか電車乗った方が早いです。」
零拝が走っていた足を止めた。
向かっているのはもちろん北区文京区葛飾区方面だが、川崎市から行くとなるとキツい。
海良「……乗るか。」
海良は足をピタッと止め、川崎駅方面へと方向転換する。
零拝「もぉ!!最初っからそうしてください!!!」
零拝は海良の後ろで叫びつつ、着いていった。