Flower
ズ……
零拝「っ!?海良さん!!」
海良「もう[漢字][太字]無理だ[/太字][/漢字][ふりがな]逃げるな[/ふりがな]っていう暗示か……クソッ…!」
海良「家に飛び乗って逃げるぞ!」
伊邪那美「それ普通駄目だけどな!?」
零拝「もー……鬼ごっこじゃないんですからね!?海良さん!?」
海良「それは百も承知だ!」
朱雀「―――で、対処法無いけどどうすんの?逃げてたら最終的に死ぬぞ」
海良「そうなんだよ。今一番困ってんのが[漢字]対処法[/漢字][ふりがな]それ[/ふりがな]。マジで日本終わ――。っ!?伊邪那美避けろ!」
ピシャッ!
海良が叫んだと同時、鋭利な物が伊邪那美の肩を掠った。
避けたお陰でかすり傷だったが、避けてなかったら肩を貫いていただろう。
伊邪那美「さんきゅ海良。お前のお陰でこれ、取れたぞ」
伊邪那美が持っていたのは、さっき肩を掠った鋭利な物。
だがそれは先端以外歪な形で恐怖を覚えるほどだった。
伊邪那美「これ、[漢字]未確認生物[/漢字][ふりがな]あいつ[/ふりがな]に効くんじゃね?」
朱雀「アホか。同じなんだから効くわけ無いだろ。ちょっと貸せ」
朱雀をそう言い放つと伊邪那美が持っていた物を取り、未確認生物に向かって投げつけた。
カンッ……
それは跳ね返り、やがて吸収された。
朱雀「ほらな」
朱雀は平然と言い、タンタンッと軽快に、だが重く、屋根を踏む。
朱雀「――即興で技作るか?」
「「は?」」
海良と伊邪那美の声が重なる。
「え?」
それと同じくらいに零拝が疑問たっぷりの声で言う。
朱雀「俺ら一応研究員じゃん?こんなやつが出るんだったら対処しろって言ってるようなもんでしょ」
海良「え……じゃあ、有効打になる技をなんでもいいから作ってあいつにぶつけろと?」
朱雀「[漢字]正解[/漢字][ふりがな]そーゆーこと[/ふりがな]。じゃ、試しにやってみっか」
朱雀はそう言うと屋根から飛び降り、タンッと音を立て着地した。
伊邪那美「ちょっ、朱雀!?」
[漢字]電撃[/漢字][ふりがな]エレクトリック・ショック[/ふりがな]
刹那、雷が未確認生物に当たった。
ギャァァァァァァ!!
声が聞こえる。
だが、その声は朱雀ではなく技を受けた生物の声だった。
耳を劈く音。
それは、何かを言っているようだった。
朱雀「…な?言ったろ?」
伊邪那美「ま……まじか……」
海良「えぇ…」
零拝「すっ、凄いです朱雀さん!」
伊邪那美、海良、零拝は死んだ未確認生物の近くに立っている朱雀を見る。
海良「……ならこのまま他のやつも倒してくか」
零拝「っ!?海良さん!!」
海良「もう[漢字][太字]無理だ[/太字][/漢字][ふりがな]逃げるな[/ふりがな]っていう暗示か……クソッ…!」
海良「家に飛び乗って逃げるぞ!」
伊邪那美「それ普通駄目だけどな!?」
零拝「もー……鬼ごっこじゃないんですからね!?海良さん!?」
海良「それは百も承知だ!」
朱雀「―――で、対処法無いけどどうすんの?逃げてたら最終的に死ぬぞ」
海良「そうなんだよ。今一番困ってんのが[漢字]対処法[/漢字][ふりがな]それ[/ふりがな]。マジで日本終わ――。っ!?伊邪那美避けろ!」
ピシャッ!
海良が叫んだと同時、鋭利な物が伊邪那美の肩を掠った。
避けたお陰でかすり傷だったが、避けてなかったら肩を貫いていただろう。
伊邪那美「さんきゅ海良。お前のお陰でこれ、取れたぞ」
伊邪那美が持っていたのは、さっき肩を掠った鋭利な物。
だがそれは先端以外歪な形で恐怖を覚えるほどだった。
伊邪那美「これ、[漢字]未確認生物[/漢字][ふりがな]あいつ[/ふりがな]に効くんじゃね?」
朱雀「アホか。同じなんだから効くわけ無いだろ。ちょっと貸せ」
朱雀をそう言い放つと伊邪那美が持っていた物を取り、未確認生物に向かって投げつけた。
カンッ……
それは跳ね返り、やがて吸収された。
朱雀「ほらな」
朱雀は平然と言い、タンタンッと軽快に、だが重く、屋根を踏む。
朱雀「――即興で技作るか?」
「「は?」」
海良と伊邪那美の声が重なる。
「え?」
それと同じくらいに零拝が疑問たっぷりの声で言う。
朱雀「俺ら一応研究員じゃん?こんなやつが出るんだったら対処しろって言ってるようなもんでしょ」
海良「え……じゃあ、有効打になる技をなんでもいいから作ってあいつにぶつけろと?」
朱雀「[漢字]正解[/漢字][ふりがな]そーゆーこと[/ふりがな]。じゃ、試しにやってみっか」
朱雀はそう言うと屋根から飛び降り、タンッと音を立て着地した。
伊邪那美「ちょっ、朱雀!?」
[漢字]電撃[/漢字][ふりがな]エレクトリック・ショック[/ふりがな]
刹那、雷が未確認生物に当たった。
ギャァァァァァァ!!
声が聞こえる。
だが、その声は朱雀ではなく技を受けた生物の声だった。
耳を劈く音。
それは、何かを言っているようだった。
朱雀「…な?言ったろ?」
伊邪那美「ま……まじか……」
海良「えぇ…」
零拝「すっ、凄いです朱雀さん!」
伊邪那美、海良、零拝は死んだ未確認生物の近くに立っている朱雀を見る。
海良「……ならこのまま他のやつも倒してくか」