Flower
海良「予言通りか……もう終わった…」
伊邪那美「おい、なんか対処法は無いのかよ!?」
朱雀「こんなん出るの初めてだから対処法なんて無いに決まってんだろ!むしろあった方が怖えわ!」
零拝「とっ、とにかく、どうすればいいか考えましょうよ!?」
海良「今考えられるほど落ち着いて無いだろ!」
零拝「それはそうですけど!!」
零拝「とにかく、逃げますよ!?」
[水平線]
言霊「は……はぁ!?」
俺はスマホを片手に文京区を疾走中。
スマホ越しに聞こえるのは、尊の声と未確認生物の音。
未確認生物が分裂し、北区と葛飾区の方へ分裂体が向かっていたところなのだが。
尊の前に未確認生物が現れたらしく、逃げているような音や声が聞こえる。
出来るだけ早く尊の方へ向かいたいけど、北区まで分裂体が行ってるなら為すすべない……
俺は住民の避難を急ぎつつ、尊と連絡を取り合っていた。
ただ、さっきまで何も信じなかった住民が未確認生物の音にびっくりしたのか出てきて避難しやすそうだけど。
今の時代は駄目だね。
皆、スマートフォンで空や生物を撮っていて話を聞いてくれそうにない。
……こんなやつ死んでしまえばいいのに。
っと、駄目だ。
まずは住民の避難を――
「ちょっと!どいて!これから撮るんだから邪魔しないで!」
あぁ、駄目だ。
もういい。どうにでもなれ。
ピコンッ
スマホから通知音が聞こえる。
俺は通話をそのままにし、通知があったSNSアプリを開く。
内容は―――
『北区に何かあるんだけど!?皆拡散して!』
俺の判断が間違ってたのかな。
拡散して逃げてって言うのはいいけど。
これを見て実際に北区で撮ってるやつがリポストしてるんだよ。
言霊「尊、今からそっち向かう」
尊「え?言霊は文京区を――」
言霊「駄目だ、皆スマホで撮っていて話を聞いてくれそうにない。だから向かう」
尊「……。なるほどね。じゃ、お願い。」
伊邪那美「おい、なんか対処法は無いのかよ!?」
朱雀「こんなん出るの初めてだから対処法なんて無いに決まってんだろ!むしろあった方が怖えわ!」
零拝「とっ、とにかく、どうすればいいか考えましょうよ!?」
海良「今考えられるほど落ち着いて無いだろ!」
零拝「それはそうですけど!!」
零拝「とにかく、逃げますよ!?」
[水平線]
言霊「は……はぁ!?」
俺はスマホを片手に文京区を疾走中。
スマホ越しに聞こえるのは、尊の声と未確認生物の音。
未確認生物が分裂し、北区と葛飾区の方へ分裂体が向かっていたところなのだが。
尊の前に未確認生物が現れたらしく、逃げているような音や声が聞こえる。
出来るだけ早く尊の方へ向かいたいけど、北区まで分裂体が行ってるなら為すすべない……
俺は住民の避難を急ぎつつ、尊と連絡を取り合っていた。
ただ、さっきまで何も信じなかった住民が未確認生物の音にびっくりしたのか出てきて避難しやすそうだけど。
今の時代は駄目だね。
皆、スマートフォンで空や生物を撮っていて話を聞いてくれそうにない。
……こんなやつ死んでしまえばいいのに。
っと、駄目だ。
まずは住民の避難を――
「ちょっと!どいて!これから撮るんだから邪魔しないで!」
あぁ、駄目だ。
もういい。どうにでもなれ。
ピコンッ
スマホから通知音が聞こえる。
俺は通話をそのままにし、通知があったSNSアプリを開く。
内容は―――
『北区に何かあるんだけど!?皆拡散して!』
俺の判断が間違ってたのかな。
拡散して逃げてって言うのはいいけど。
これを見て実際に北区で撮ってるやつがリポストしてるんだよ。
言霊「尊、今からそっち向かう」
尊「え?言霊は文京区を――」
言霊「駄目だ、皆スマホで撮っていて話を聞いてくれそうにない。だから向かう」
尊「……。なるほどね。じゃ、お願い。」