嶺がキャンバスを手にする3日前＿＿＿＿


「ﾎﾞｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ」

（疲れた、、な）

親のいいなりになるのも。
歩くのにも。
呼吸をするのにも。
、、、、、生きるのにも。　

昔もこんな事があった。
その時は今はもういない親友が励ましてくれた。



『頑張って生きてよっ！』





『生きて』

今その言葉を言われても微塵も嬉しくないな。
ﾀﾋにたい時の“生きて”は皮肉でしかない。



「はぁーーー」

「疲れた」





青々とした美しいはずの瞳の中に、ハイライトなど無かった。
そこには何の感情ものっていない。












いや何もは言いすぎた。







「寂しい」







それが嶺に残った感情だった。