ピピピピ........



［○○様、御夕飯が出来上がりました。］



○○『分かった。........一時間だけ待って....』



［かしこまりました。］


ピッ



［●●○○、新感覚のAIロボットを開発、世界から歓喜が］




新聞を手に取って一つ呟く。




○○『AIロボット....''ヨリエル''、。これを作ったのは....七年前だっけ』



七年前と言えば私、●●○○が一番期待されていた時期、。



今じゃ世界が進んでいって誰も私を必要とはしてない。



でも金は世界中埋め尽くせるくらいある。





パーソナルコンピュータ......所謂パソコンを開いて''とある画面''を開く。



［○△株式会社］



○○『ちょっと動かせば......』



カタカタカタッッ


○○『やっぱり......。セキュリティが甘かった。』



指先を器用に動かして銀行の口座画面を開く。



パスワードは確か........。




「全額振り込みますか？」



はい、と言うボタンを押す。



「10億振り込まれました」




○○「ハッキング......成功っ！」



ハッキングしてあらゆる企業から金を取っていく。


私流の仕事。



中3にしてはやり過ぎだったかもしれないが......



相手は大手企業メーカーだ。



あれで倒産はないだろう。


○○「そうだ、夕飯食べなくちゃ。」



私は足早で階段を駆け降りた。










[明朝体]パラッ[/明朝体]




大きなアルバムのページが紙で揺れ動いた。




〔みんな仲良し六年生！〕



どうやら小学校の卒業アルバムのようだ。



何故かある人物が目に映り込んだ。



名前：●●○○
好きな〇〇：ハッキング、AI開発
苦手な〇〇：人間
個性：コピー
一言
「皆様にお会いできてとても光栄に思います、今まで有難う御座いました。」




おや、この子は昔、様々なAIの発明で話題になった子ではないか。




小さい頃から虐待を受けて人と話すのが苦手になってコミュ症になり



それからは誰とも会わずに家に引き篭もった。



天才だったのに......。



いやでも確かこの子は、この後。



人生で最も大切な人たちに出会うんだ。



まぁ見て言ってよ。




●●○○の物語を。