これぞ青春(?)
そして寮父は登ってきた。
「あんたら、なにしやがるんだっ」
「お、怒ってない……?」「おこってるよっ」「べくふぁぼっ」「枝毛と落ちたときに記憶なくしたか?」「どうでしょう……」「おこってるよ?」
寮父が上がってきた瞬間に穴をタイルで封印してなかったことにして、こそこそ話し合う彼ら。
「おいこr……ん? この部屋なんか広くなったか?」
「限りなく気のせいだよー」
「ん? こんなタイル張ってたか?」
「限りなく気のせいです」
「ん? なんか壁の色濃くなった? あとムラすごくね?」
「限りなく見間違いだな」
「ちなみにさっき落っことされた気がするんだが……」
「限りなく頭がバカになったっ」
「ん? そいや3人部屋にしちゃ広いな」
「「「「「ふっふっふふーっふっふっふっふー」」」」」
「あ?」
「このかんばんをみよっ」
ばこーん
アホ毛が勢いよくアホ毛で開けた扉は、ぱこーんぱこーんと止まるところを知らず無言の存在感によって止められた。
『🔥🔥🔥防空壕🔥🔥🔥8人上限だよ🔥』
「…………んな燃えてたか?」
「かぎりなくもえてた」
「………………上限8人だったのか?」
「限りなくそのとーり」
「……看板てそんなドアにくっついてたか? 掛けてなかったか?」
「かぎりなくかんちがい」
「……すんげぇななめってるな」
「限りなくどうでもいいですね」
なぜ彼等は物資がからからなのに看板を作れたか。
それは、テカ寮父が目覚めてきアホ毛におとされた時に遡る……。
「おい、枝毛、おまえ首になにつけてる」
「ふぇ、あたしなにも……裏ポケットから胃袋まですっからかんだよおぉ」
いやそうじゃなくて、と金髪が彼女の後ろを指さす。
「「「「「おおおおおおおおっ」」」」」
「ここここ、これはまさかっ」「きっとにゅうりょうまえのやつだっ」「ぶひゃはhyひゃっ」「ああ、遠足がうんたらこんたらの時のやつ……」
そう、彼女の純白の制服の後ろのえりの部分にはきの枝がたくさんささっていた。
「いやあ、木のうえで昼寝もするもんだねぇ」「よし、接着料出せっ」「われ、だせるっ。びぃむっ」「めからせっちゃくりょう……」「かわいくないね……」「便利ですね」
たぶん目からびぃむとは、たぶんきっと涙の性質が粘着性強い一族とかそういうのなのだろう。
そうしてそのびぃむで木の枝を固めて、さっきも使った団子持参巨大やすりで木の枝をやすり、金髪がうろ覚えながらすらすらと文字とあーと的イラストを書き、穴から這い上がってきた寮父に見えないようにアホ毛(固有名詞)がアホ毛(名詞)を使用してドアに持っていき、団子がべくふぁぼっとクシャミをするふりをしてびぃむで接着。大変素晴らしいチームワーク。
こうして、少女5人は退学を免れた(?)。
ちなみに免れる過程でさらに罪を犯した(特にテカ寮父への態度)ことは誰の頭にも残っていない。
そして、まぶしい青春時代の幕開け────と思ったが、問題はまだ山積みである。
照明、ろうそく1本。
睡眠方、雑魚寝のみ。
時間を知る術、チャイムも鳴らないので寮父含む6人の腹時計の平均。
入浴、大浴場までの道がvery複雑。
教室まで、最短30分で最長3時間45分。
休み時間十分。
もうどうにもならない気がするのだが。
時間割、爆散した寮室にはあったが、今はもうすでにお空の上。
職員室の場所もわからず、言ってしまえば存在するのかも不明。
これからは年中勘で行動しなければいけない。
もうどうにもならない気がする。
「あんたら、なにしやがるんだっ」
「お、怒ってない……?」「おこってるよっ」「べくふぁぼっ」「枝毛と落ちたときに記憶なくしたか?」「どうでしょう……」「おこってるよ?」
寮父が上がってきた瞬間に穴をタイルで封印してなかったことにして、こそこそ話し合う彼ら。
「おいこr……ん? この部屋なんか広くなったか?」
「限りなく気のせいだよー」
「ん? こんなタイル張ってたか?」
「限りなく気のせいです」
「ん? なんか壁の色濃くなった? あとムラすごくね?」
「限りなく見間違いだな」
「ちなみにさっき落っことされた気がするんだが……」
「限りなく頭がバカになったっ」
「ん? そいや3人部屋にしちゃ広いな」
「「「「「ふっふっふふーっふっふっふっふー」」」」」
「あ?」
「このかんばんをみよっ」
ばこーん
アホ毛が勢いよくアホ毛で開けた扉は、ぱこーんぱこーんと止まるところを知らず無言の存在感によって止められた。
『🔥🔥🔥防空壕🔥🔥🔥8人上限だよ🔥』
「…………んな燃えてたか?」
「かぎりなくもえてた」
「………………上限8人だったのか?」
「限りなくそのとーり」
「……看板てそんなドアにくっついてたか? 掛けてなかったか?」
「かぎりなくかんちがい」
「……すんげぇななめってるな」
「限りなくどうでもいいですね」
なぜ彼等は物資がからからなのに看板を作れたか。
それは、テカ寮父が目覚めてきアホ毛におとされた時に遡る……。
「おい、枝毛、おまえ首になにつけてる」
「ふぇ、あたしなにも……裏ポケットから胃袋まですっからかんだよおぉ」
いやそうじゃなくて、と金髪が彼女の後ろを指さす。
「「「「「おおおおおおおおっ」」」」」
「ここここ、これはまさかっ」「きっとにゅうりょうまえのやつだっ」「ぶひゃはhyひゃっ」「ああ、遠足がうんたらこんたらの時のやつ……」
そう、彼女の純白の制服の後ろのえりの部分にはきの枝がたくさんささっていた。
「いやあ、木のうえで昼寝もするもんだねぇ」「よし、接着料出せっ」「われ、だせるっ。びぃむっ」「めからせっちゃくりょう……」「かわいくないね……」「便利ですね」
たぶん目からびぃむとは、たぶんきっと涙の性質が粘着性強い一族とかそういうのなのだろう。
そうしてそのびぃむで木の枝を固めて、さっきも使った団子持参巨大やすりで木の枝をやすり、金髪がうろ覚えながらすらすらと文字とあーと的イラストを書き、穴から這い上がってきた寮父に見えないようにアホ毛(固有名詞)がアホ毛(名詞)を使用してドアに持っていき、団子がべくふぁぼっとクシャミをするふりをしてびぃむで接着。大変素晴らしいチームワーク。
こうして、少女5人は退学を免れた(?)。
ちなみに免れる過程でさらに罪を犯した(特にテカ寮父への態度)ことは誰の頭にも残っていない。
そして、まぶしい青春時代の幕開け────と思ったが、問題はまだ山積みである。
照明、ろうそく1本。
睡眠方、雑魚寝のみ。
時間を知る術、チャイムも鳴らないので寮父含む6人の腹時計の平均。
入浴、大浴場までの道がvery複雑。
教室まで、最短30分で最長3時間45分。
休み時間十分。
もうどうにもならない気がするのだが。
時間割、爆散した寮室にはあったが、今はもうすでにお空の上。
職員室の場所もわからず、言ってしまえば存在するのかも不明。
これからは年中勘で行動しなければいけない。
もうどうにもならない気がする。