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みなさまへ。
あらすじを読んでいただければご理解頂けるかと思いますが、こちらは青春系……いえ、自称青春系らぶすとーりーとなっております。きゃっきゃうふふの自他共に認められる青春系らぶらぶすとーりーにしたいのは山々ですがまあ、がんばりますねー。

追伸失礼しますが、本作、一章ごと? ひとくくりごと?5000文字くらいあるかもなので、ご注意下さい

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これぞ青春(?)

#3

第3章 ニワトリサバイバル改め噴火対及び策絶対普通即退場願うトテモステーキナカタタチ

というわけでくそやべぇやつら……もといトテモステーキナカタタチ5名の紹介が終了したところで、3日あるうちの一度目の夜が生まれた。

覚えておいでだろうか。ここは離島である。

……ここは離島だぞ! 夕日が綺麗にきまってるだろうがぁあ! 

あぁ、海がだんだんと青空から黄色、そしてオレンジへ────そしてゆっくりと漆黒の闇へと染まってゆく……黄泉の国まで続いてるように思える細いたよりげのないあの橋が視界の端に映り────あぁ、いい人生だったな……。

脱毛サロンに入店した者達は、もれなく脱毛剤をもりもりに塗られて、ゆるやかなねむりへ。



そして、くだんの5名は会場のど真ん中で出会った。
もちろん初めましてであり、知らない人同士のはずである。だが、彼らの意思は同じだった。

「「「「「ぐぅううううううぅ」」」」」

訂正。彼らのお腹の意思は同じだった。
そして、夕日が音にビビってか完全に地平線に消えた。

「おなかすいたよぉお」
 枝毛が言った。

「ぐるるっるるるるるるっるっる」
 団子が言った(歌った((鳴らした?)))。

「お腹が空いてお腹が出ないですぅ」
 存在感激薄子が言った。

「ごはんはいっぱいある」
 アホ毛が言った。

「飯……!」
 金髪美が言った。


   そう、5人は真ん中で出会った(?)


「「「「「めしだあぁぁぁああ!!!」」」」」
もう一度言うが、初めましてである。
念の為もう一度言うが、初めましてである。
念の念の為もう一度いうが、初めましてである。
念の念の念の為もう一度いうが、初めましてである。
念の念の念の念の為もう一度いうが、初めましてである。

であったはずなのだが、彼らは素晴らしい才能を発揮した。
「「「「「はらっぺこっぺこっ」」」」」
というナカマカクニン発声をしたのち、

「あたしあそこの森から燃えそうな枝もってくるぅ」「あ、自分もお供します」
────枝毛と存在感激薄子は枝刈りへ。
「われ、火打石もってる!」
────団子は火打石をなぐり。
「んじゃオレらは狩りだな」「りょうかい」
────金髪美とアホ毛は狩りへ。

ぼっきんごきんがきんごん
がきがきぼきぼきぐぎぐぎぎ
べきべきばきばきごきごきごごごえだをおり。

かっかっか
がっがっがっが
ぐっぐっぐっぐっ
ぎっぎっぎっぎぎぎっぎぎいしたたき。

こけこけーっごっけぐほあ
こけこけほふぁぁととりたおす。



「われ、うまくやけた!」「自分はこげこげがすきです」「あたしまっくろになっちゃったぁああぁあ」「オレ生でもいいんだけど」「こげこげもなまもおなかこわす……」

たのしいたのしいキャンプ……もといクリア難関のニワトリサバイバル、明日はどんなことが起きるのか。

             ★ ★ ★

そしてまあ、自然の摂理に基づいて朝が来た。

「ヘイ!コンニチワンコソバ‼︎ みんなのお友達いかりゃくで、学園長先生様からのありがたいおことばでぇす!!」
朝っぱらから元気な解説者である。ちなみになぜか地面からにょきにょきでてきた気球に乗っている。
その気球から垂れてきたモニターの中で、ちょっとぶれた学園長がマイクを握る。

「うぉおっふぉん。生き残っている者達全員、よく聞け。

本日の夕刻、南側に見える山を8つこえたところのジャングルをひと超えしたところにある湖を右から周りこんだときに通る山が、超小規模だが噴火する。
それにあたり、お主らに対策に当たってもらうことにする。

それにあたり、このニワトリサバイバルは今この瞬間をもって終了し、それにあたって今生き残っている者達には噴火対策を第二次試験とする。それにあたり、以上」

「というわけなんだが…………まあ生き残っているのは────35人か。まあ、倒れてるのもいるから実質13人のような気もするがまあ、んじゃそこの一緒に晩飯食ってたのんきな奴らは1グループで、それ以外のばらばらに散ってる奴ら2グループな」

気球から身を乗り出して様子を観察するティラノ。
「あいつまじで雑だな……人数差よ」
「われたちグループらしい」
「まあ、一緒にご飯食べた仲ですし?」
「いっしょににわとりのうえでねたなかでもある……」
「よし! それじゃ、改めて────いくか!」

「おーっ」「われってかっこいいっ」「れっつにわとりい」「おれに命令すんじゃねえ」

え? ン? エ?
いっちゃうの?
名前も知らないのに?
さくせんは?

「……なんかかっこいいので作戦みたいなのたてましょうっ」
うんうん……ん?
「そうだな」「うん」「われ、理解」
「うーむむむむむみむむむ、じゃあ……」

      ★ ★ ★

「われ、しゅつどうっ」「まって、あたしもいくぅ……」「あだっ……ぐがぁああああ」「またころんでる……」「よぉし、お前ぇら全員これもってけ」
彼らが決めた作戦、それは───


     


「それでは、先日は撃沈されてしまったわたくし、ティラノが実況をさせていただきまぁす! え、みんな覚えてるよね!? 



え!? ……第二グループは合流を目指しているぅっ。だがしかぁし! 2名が起きない! 熟睡していふぇ! さぁ、この窮地をどうするか! 
そして第一グループね。おや、全員まとまって火山に向かって走っ────いや、へ? いや逆方向に、こちら側に全員で走っているぅうう! なんでやねぇぇん! そして第二グループは……どうやら起きない者達は置いて作戦会議をしているぅいうううぇ。どのような判断をくだすのひゃうあ!」

この試験に参加している者達以外は失神もしくは強制退場され、学園長のモニターも収納され誰もいないが、もともとでかい地声をさらに爆音へと変換し、いまだ地面からにょきにょき生えてきた気球に乗って解説をするティラノ。

そして少女たちはごってんがってんぶつかり合いながら、火山の逆方向へ──
と思われたが。

「そして第一グループ! なにやら反対方向にはしってしまっていふくう! 南側というのがわからなかったかああぁ! 今ちょうど、この気球を通り過ぎ───ってあれ? ちょっと? なにそこでとまってるの? いったいなにしぼはぁぐぎゃぼはひへー!」

ティラノの解説が急に止まって、ティラノのマイク越しの悲鳴でスピーカーから流れる音声は、音割れして耳障りな音となった。第二グループの起きている人物らがなにごとじゃと悲鳴の方向を見てみると、

「えっせやほっしやどっこいせ」「われ、キキュウ、はじめてなり!」「んだなぁ、興味湧くよなあ」「なるほど。じめんとつながるからとまってたんだ」「だいたいはある所の風上につながってますね」

なんと彼らは、解説者がのっている気球の地面にくくりつけてあるロープを、綱引きのように引っ張っていたのである。

ぐいっと引っ張られるたびにティラノがぐへぇ、ほへぇと悲鳴を上げる。
そして気球は、どはへっと横に寝転びながら地面についた。

「まあ、手段は問わねぇ、ていってたもんなあ?」
「われもしっかり聞いた!」
「まあ、そういうことらしい」
「ふふふふふ、操作はぜひとも自分に……」
「まあ、そんなわけなので、」

ぐでっと倒れているティラノに向かって天使の微笑み。

「「「「「そこ、どいててもらえます?」」」」」

「アクマダ……。こいつら絶対普通即退場願うやつだ……」

そんなこんなで気球からティラを追い出したアクマ5人組は、我先にと気球に乗り込む。

どっごおおおおおおおおおおおおおん

気球が火山の上に至った頃、その火山は噴火────ではなく爆破され、跡形もなく砕け散った。

作者メッセージ

次回予告
『第4章
早朝の入学に伴う異音と
破壊された1200万と
特別げすとによるいつも通りの朝』

2025/04/07 16:31

われらくれいじーs ID:≫ m6PNSKMR9K2rs
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