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天使のパン屋さん。

#1

#1 クロワッサン

修了式が終わり俯きながらため息をつきながら帰宅している私は、鈴木結月。中学2年生だ。

なぜこのように歩いているかというとそれは前日の晩に遡る。

__前日の晩

母「あなたはなんでこんなに点数が悪いの?

結月「はぁ?別にいいでしょ54点だよ。そんな悪くもないし普通だよ。」

母「何その態度。大体、そんなふうにずっとスマホで弄ってるからこんな点数なのよ。」

結月「別に授業についていけてないとかでもないし全く問題ないって。」

母「問題ないわけが無いわよ。しょうがないから取り敢えず春期講習に行ってもらうわ。」

結月「えぇ〜。めんどくさいよ。」

母「そんな事言わない。明後日からだからサボらず行くのよ。」

結月「はぁ~っ。分かったよ。行けばいいんでしょ。」

__現在

というわけなのである。

結果、明日から春休みなのに春期講習に行かないといけないってひどくない?

小声で文句を言いながら歩いていると知らない通りに来てしまった。

これやばくない?完全に迷ったんだけど...。

どこからかパンの香ばしい匂いが風に吹かれてやってきた。

少し進むとオレンジ色の屋根のパン屋があった。

なんだか引き寄せられるような魅力を感じる店。興味あるしちょっと入ってみよう。

[斜体]カランコロン[/斜体]

????「いらっしゃいませ。お客様。店主のメテリスといいます。」

笑顔で微笑みかけるメテリスさんは、大学生ぐらいのオレンジ色の髪をした綺麗な人だった。

だけど、中性的な顔立ちで男の人なのか女の人なのかわからないけれどまぁいいか。

綺麗に並べられた沢山のパンたちは全部光り輝いていた。

パンを見て回っていると一つだけ尚更光り輝いて見えるクロワッサンがあった。

メテリス「お、見つかりましたか。自分のパンが。」

美味しそう...。そうだ!

結月「今、急いで家に財布取りに行ってきてもいいですか?」

メテリス「お代はいただかないよ。幸せを少し分けてもらうけどね。

結月「えっ...。」

またも微笑みながら笑いかけるメテリスさんに普通なら怪しむのが正しいのだろうが、

何故か不審感は全く感じなかった。怪しまなかったのではない。怪しめなかったのだ。

結月「じゃあこのクロワッサンください。」

メテリス「はい。」

メテリスさんは、紙袋にトングでクロワッサンを入れ私に優しく渡してくれた。

メテリス「もしよかったら、外にあるテーブルで食べてね。」



外に案内されたそこには素敵なテーブルと椅子があった。

私は、その椅子に腰を下ろし、紙袋からクロワッサンを取り出して食べた。

結月「...美味しい。」

無意識にそう呟いてしまった。

口に入れた瞬間、パイ生地のようにパリッとした食感に中はもちっとしていて

それをバターの香りが包み込む。本当に美味しい。

いつの間にか隣に座っていたメテリスさんは、嬉しそうにしながら話し始める。

メテリス「クロワッサンってフランス語では三日月を意味するんですよ。あなたにぴったりだ。」

微笑むメテリスさんの目線の先には、バックからちらりと見える名札があった。

メテリス「三日月は、始まりや希望、孤高の美という意味のある縁起の良いものなんです。」

メテリスさんの声は、とても落ち着いていてゆったりとしていた。



そうして食べ終わると、気分は晴れ晴れとしていた。

メテリス「では、お代を頂きますね。」

メテリスさんは、ポケットから小さい水晶玉のようなものを取り出した。

その途端、私からは強く輝く光が発せられ、その光がその小さい水晶玉に吸い込まれていく。

メテリス「お代はいただきました。ご来店ありがとうございました。」

結月「こちらこそありがとうございました。美味しかったです。」

メテリス「結月さんの今後に希望があり続けますように。」



店を出るとそこはいつも通っている通学路だった。

振り返るとそこには、あのパン屋はなかった。

不思議だけどまぁいいか。

だけど、気分は晴れ晴れと爽やかだ。

明日から春期講習頑張ろう。



光り輝く小さな水晶玉を手の中で転がす。

メテリス「ははっ...これで一つデータが出来たな。」

初めての人間の客だ。

今後も人間の幸せを集めよう。

天界にデータを持ち帰るためにも。

作者メッセージ

下手なんですけど大目に見てください。

2025/04/05 22:23

雪月 ID:≫ 08KJ7SHFeBNjs
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