文字サイズ変更

ノーティー・ボーイ

#4

恋人よりも夢中になる事

正式に二階堂はプロを目指す事になり、九条にトレーニングをしてもらった。九条は体重的にバンダム級を目指す。そしてプロになるにはプロテストを受けなければならず、プロテストを受けるには、半年から1年ほど、ジムで練習をしないといけなかった。
今日はスパーリングだった。知り合いのプロボクサーに来てもらい、スパーリングをしてもらった。九条の知り合いのプロボクサー増田は元プロボクサーでアマチュア時代は全日本選手権では3位の実力者だ。
「二階堂さんが言うほどの男って、どんなもんか俺で試してみたるわ」
スパーが始まった、二階堂は先手を取った。二階堂のストレートは増田の顔に思いっきり当たった。よろける増田にすかさず、連絡パンチを入れた、二階堂。増田はダウンして動けなかった。試合だと二階堂はKO勝ちだ。
「並のもんやないぞ、こいつ。久しぶりよろけたわ」
「俺、とんでもないな!俺めっさ強いやんけ!」
元プロを倒し、舞い上がる二階堂。
「お前レベルなら、半年も練習すればプロテストに受験できるやろうな」
二階堂は今日の練習を終えた。家に帰る二階堂に九条はある物を渡した。それはボクシングの雑誌やボクシングのビデオだ。マイク・タイソンや井上尚弥などなどだ。
「誰か知らんけど、見とくわ!」
「誰か知らん〜?プロ目指すんやったら、見とけ」
帰った二階堂を見送る九条。するとスタッフの田中が後ろにいた。
「田中、どないしたん?」
「あいつは不良ですよ、もしかしてジムをもっかいやったんて、あいつが理由ですか?」
「二階堂はそこらの不良とは訳が違う。あいつは世界を獲る、俺の目を信じろ」
田中は不服そうに掃除を再開した。

二階堂は家に帰る途中かれんに遭遇した。
「なあ今からシーシャバー行かへん?」
「今日は行かん、ほな」
「なあ待って、最近冷たいやん!なんでなん!」
「俺もやりたい事があんねん、お前も仕事見つけろ」
二階堂は恋人よりも、ボクシングに夢中になった。
そして半年後、二階堂は挫折しかけていた。
「オラオラ!もっと踏み込まんかい!形がなって
へんぞ!オラ!」
「くそったれ!くそったれ!」

※ダブルクリック(2回タップ)してください

2024/01/30 01:54

November ID:≫9pQHsve8boYik
続きを執筆
小説を編集
/ 8

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL