二次創作
色々投稿するやつ!!
「お願い返して・・・!」
「は?何言ってんの?」
「返して!!」
少女の声が響く。
少し小さい公園に、反響する。
「いつも赤いんだからさ〜、逆に傘も赤くしろよ〜」
「お母さんから貰った傘なの!返して!」
「こんな可愛い傘、あんたに似合わないわよ」
今日は「赤口」の日。
その日にふさわしい、赤い上着と靴と帽子とランドセルが夕日に映える。
「返してぇっ!」
ガッ
「あっちょ、傘飛んで_」
ガサッ
ブロロロロ
「あっ・・・傘が!」
車の音の響きがどんどん大きくなる。
「待てっ危なっ_」
ドンッッバキバキゴキッ
「う・・・そ・・・・・大丈・・・夫・・・?あ・・・ひいぃ!!うっおえっ」
夕日に照らされる赤いランドセル。
夕日に照らされる赤い石の塀。
夕日に照らされる赤いトラック。
夕日に照らされる少女の赤い頭。
夕日に照らされる少女の指は、ピクリとも動かない。
「あっあぁっ・・・・」
ランドセルを急いで持ち、走って逃げるもう一人の少女。
「あ・・・○○。何やってんの?」
「いっ[漢字]磯海[/漢字][ふりがな]いそがい[/ふりがな]君・・・!えっと・・・その・・・・いっ犬が追いかけてきて」
「あっそ。○○、犬苦手だったね」
「うっうん」
「俺は今日こっちから帰る_」
「ダメ!!」
「え?」
「あっ・・・その・・・カラスの死骸があったし、結構腐ってたから近づかない方が良いよ!」
「えっマジで!?うわ〜最悪。ま、ありがと。じゃあな」
「ばっバイバイ」
来た道をまた歩き出す少年の後ろで顔を真っ青にしている少女の背後には、[太字]所々赤くなっている傘があった。[/太字]
あれから数日後。少女の近くには、いつもあの傘があった。
皆、気味悪がってあの傘に近づこうとしない。
だが、ある日、学校の見回りをしていた教師があの傘を手に取った。
「〈アカグチ ハイネ〉?誰のだこ_」
シュルシュルシュルシュル
「うわっ!?」
名前が書いてあった、傘を縛る紐が教師の腕に巻き付いた。
教師がどう力を込めようとも、その紐は取れなかった。むしろ、体中に巻き付くばかりだ。
「がっ・・・・くる・・・し・・・・・助け・・・・」
ブチブチブチブチ
その紐は、教師の首と腰を千切り、上半身と下半身で教師の身体は分かれた。
赤い傘が勝手に開き、紐で教師を傘の中に入れ、鈍い音がしながら傘を閉じた。
[中央寄せ]あの傘から、少しだけ赤黒い液体が垂れた。
傘は、前より赤くなっている所が多くなっているのは、誰も気付かなかった。[/中央寄せ]
「は?何言ってんの?」
「返して!!」
少女の声が響く。
少し小さい公園に、反響する。
「いつも赤いんだからさ〜、逆に傘も赤くしろよ〜」
「お母さんから貰った傘なの!返して!」
「こんな可愛い傘、あんたに似合わないわよ」
今日は「赤口」の日。
その日にふさわしい、赤い上着と靴と帽子とランドセルが夕日に映える。
「返してぇっ!」
ガッ
「あっちょ、傘飛んで_」
ガサッ
ブロロロロ
「あっ・・・傘が!」
車の音の響きがどんどん大きくなる。
「待てっ危なっ_」
ドンッッバキバキゴキッ
「う・・・そ・・・・・大丈・・・夫・・・?あ・・・ひいぃ!!うっおえっ」
夕日に照らされる赤いランドセル。
夕日に照らされる赤い石の塀。
夕日に照らされる赤いトラック。
夕日に照らされる少女の赤い頭。
夕日に照らされる少女の指は、ピクリとも動かない。
「あっあぁっ・・・・」
ランドセルを急いで持ち、走って逃げるもう一人の少女。
「あ・・・○○。何やってんの?」
「いっ[漢字]磯海[/漢字][ふりがな]いそがい[/ふりがな]君・・・!えっと・・・その・・・・いっ犬が追いかけてきて」
「あっそ。○○、犬苦手だったね」
「うっうん」
「俺は今日こっちから帰る_」
「ダメ!!」
「え?」
「あっ・・・その・・・カラスの死骸があったし、結構腐ってたから近づかない方が良いよ!」
「えっマジで!?うわ〜最悪。ま、ありがと。じゃあな」
「ばっバイバイ」
来た道をまた歩き出す少年の後ろで顔を真っ青にしている少女の背後には、[太字]所々赤くなっている傘があった。[/太字]
あれから数日後。少女の近くには、いつもあの傘があった。
皆、気味悪がってあの傘に近づこうとしない。
だが、ある日、学校の見回りをしていた教師があの傘を手に取った。
「〈アカグチ ハイネ〉?誰のだこ_」
シュルシュルシュルシュル
「うわっ!?」
名前が書いてあった、傘を縛る紐が教師の腕に巻き付いた。
教師がどう力を込めようとも、その紐は取れなかった。むしろ、体中に巻き付くばかりだ。
「がっ・・・・くる・・・し・・・・・助け・・・・」
ブチブチブチブチ
その紐は、教師の首と腰を千切り、上半身と下半身で教師の身体は分かれた。
赤い傘が勝手に開き、紐で教師を傘の中に入れ、鈍い音がしながら傘を閉じた。
[中央寄せ]あの傘から、少しだけ赤黒い液体が垂れた。
傘は、前より赤くなっている所が多くなっているのは、誰も気付かなかった。[/中央寄せ]