曲パロ集 - リク受付有 -
#1
- 少女レイ - 1
真夏の強烈な日差しの中、肌がじりじりと焼けるような感覚が広がる。
水でびしょ濡れの少女は、_____ 踏切へと飛び出した。
『 ーーーーーーーーーー ッ危ない !!!! 』
頭よりも体が先に動いて、咄嗟に少女の腕を引き寄せた。
それが、僕たちの出会いの瞬間だった。
小さな鼓動が、僕の腕の中で高鳴っていた。
踏切の警笛は まだ鳴り止まない。
真夏だと言うのに震える彼女の肌はひどく冷たく、僕は電車が通り過ぎるまで彼女をしっかりと抱きしめ続けるしかなかった。
やがて、長かった麒麟も最終車両が目前になる。
電車は、何事も無かったかのように規則的なリズムで走り去っていった。
「 ... なんで、死なせてくれなかったの 」
少女は僕の腕の中に収まったまま、涙で真っ赤に染まった瞳で、僕を睨みつける。
その怒りと哀しみを湛えた瞳が 僕にはとても美しく映った。
「 ... 綺麗だったから。 」
いつも通り 変わり映えしない道を帰っていた。
一瞬だけ、風が強く吹いた。
少しだけ、前方の踏切に目を向ける。
君の横顔に 思わず心を奪われて。
_______ 一瞬で恋に落ちた。
白い肌に 透き通った半袖のシャツがぴたりと張り付く。
長い黒髪から滴る水滴さえも 愛おしく思える。
「 綺麗 ... ?ただの "ドブネズミ"よ。 」
「 ... 私が生きたところで、何になるの 」
彼女は瀬那と名乗った。
無造作に伸びた髪の毛で顔の半分ほどは隠れてしまっているが、きっと嫉妬で虐められていたのだろうと想像できる程美しい容姿だった。
「 ... 」
じゃあ、と僕はスクッと立ち上がる。
「 僕と友達になってよ。 」
そう言って、瀬那に手を差し伸べた。
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