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戦争の表現や死ネタ、いじめ表現が入るお話があるかとおもいます。題名の横に記載しておきます。ご注意ください。

この小説は夢小説です。
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二人は出会う、いつも、何があっても

#4

叶うなら…(死表現有)

●●「昔、ばなし、、、?」


[水平線]
如月side






あれは、はるか昔。確か俺が5の歳になったころだった。両国が初の休戦を迎えた年、俺の唯一の楽しみが花園に行くことであった。俺は花が好きで家族の中では俺が一番国の庭を大切にしてきたと思うくらいだ、というのもあるが、当時、国を継がされるという使命を持って生まれた俺は、小さいころから容赦なく武術、芸術、文学を学ばされ育てられてきた。そんな時父から休戦を伝えられ、少しスケジュールが緩くなった。空いた時間、俺は庭に行くのが好きだった。無我夢中になって、花が咲き続ける限り、咲いているこの道が終わる限り、走り続けようと思い、来たことがないところまで来てしまった。そこは、白い美しい花が咲き乱れる、まさに花園であった。一輪一輪が月の光を反射して輝きを放ち美しく、観たことがないほどだったため目が離せなかった。
そして気が付かないうちにどんどん進んでいくと「ドンっ!!」と何かにぶつかってしまい、思わずしりもちをついてしまった。
玲「いっつったあ、、、」 俺は顔を見上げ、ぶつかったものを確認した。
玲「?!、、、、、、」
 そこには透き通るような肌に大きな目、長くきれいにのびた髪を耳にかけながら俺を見つめる、少女がいた。彼女はなんて、この花園が、この白い花が似合うのだろうとみつめてしまうほどだった。今、いま彼女と話さなきゃ、離れてしまう、花の中に消えてしまうと思ったから、俺は必死に声を絞り上げた。
玲「ね、ねえ!君の名前は?ボクはれいっていうんだっ」
?「れ、い?私、私はね○○っていうの、」
○○か、きれいな名前で彼女によく似合っていると思った。
玲「○○!白は好きか、?」
●●「、、、白は嫌い。すぐに汚れちゃうから。」
似合ってるのに。もったいないなあ。
最初は○○の着ている上品なドレスのことかと思ったから、俺は軽く
玲「汚してしまうなら、また直せばいい。そのくらいのことは○○が悪いと思っているなら、きっと大丈夫だから」と言ってしまった。
●●「っ!!   また、会える?またくるってお約束できるよ!」
玲「また、来てくれるのか?じゃ、約束だな。待ってるよ、○○」


その日から俺たちは毎晩その場所に通うようになっていた。そこから、○○がこの戦争が嫌いだということ、白はいなくなった人としてしまったことを思い出すから、いやなのだということが分かった。まだ俺より幼いはずなのに、それを話す○○の目は揺るがず確かなものだった。優しいんだろうな、この世界の誰よりも。その時からだろう、幼い自分の中で守りたいと、○○を救ってあげたいと思うようになった。


何か月もたったある日。父から開戦の準備をするから忙しくなるといわれた。
今日が、○○と会える最後の日になる。俺はものすごく反対して暴れていたけれど大人たちが決めたことに口答えできるわけがなかった。ならせめて!っとおれは自分の庭に走り、何よりも丁寧に育ててきた一輪のバラをプレゼントしようと思った。この花は、俺が動けるようになってからすべてを注いで育てて来た。だからこれをわたすことは俺を覚えておいてくれることだとかってに思った。そこからはとにかく走ったのだろう、汗だくになって走ってきた俺を○○はどうしたのと近寄ってきてくれたなあ。
玲「ねえ、大きくなったらさ、、、僕と結婚してほしいんだ、絶対に迎えに来るからさっ、待っててほしい。約束、してくれる?」
●●「もちろん!待ってるよ、いつまでも、れいのこと忘れないから!」

笑ってくれた。僕の花を何よりも大切そうに抱えて、嬉しそうに。絶対、絶対忘れない。そして○○をもう一度見つめると、まだ弱い俺は泣きそうになった。離れなくてはいけない事実に、これからの俺に。だから走った。最後、俺は笑えていたかな。。。

どうか、彼女の幸せが、願いが叶うように。俺はきっとこの先戦いにいって、君の嫌いな”殺し”をしなくてはならない。だからせめて彼女の願いだけはかなえてほしい。そこにその時俺がいられたら、どんなに嬉しいだろう。そう思うだけで救われるのだった。


[水平線]
玲side

玲「思い出して、くれたか?  まあ無理もない。敵同士が幼いころだとは言え、婚約したなんて。覚えていない方がいいな。すまない。○○に嫌いな戦争を、殺めてしまうことを、止められなかった。生きていてくれ、○○。頼む。」
俺は戻って馬に乗った。今まで耐えてきたものが、自分のしてきたことが襲い掛かってくるようで、これ以上はいられないと思ったからだ。
玲「、、、神様は残酷だな、何度○○が見方であってくれと思ったことか。俺はここで○○に会ったことは報告しない。もし、戦うようになってしまったら、俺は気にせず殺してくれ、もう何人も殺めてきた。当然の罰だ。                      すまなかった。」






●●side

嘘だ、、信じられなかった。夢じゃなくて、正夢であの花は昔彼にプロポーズされた証。でも彼は敵で、自分は殺さなくてはいけなくて。すっかり下ろしてしまった剣をしまい、戻ることにした。考えたくなかった。もし、あの話が本当で彼が私とは違い、ずっと覚えていたらどんなに彼はつらかっただろう。
●●「ああ、あの花。しおりにでもして残しておけばよかったな、」
いくら綺麗な花でもいつかは枯れてしまう。だから私も必死に育てて変えていたけどマネできなくて泣いていたころを思い出し、いてもたってもいられなくなった。帰らなきゃ、その一心でただひたすら前を見て自国を目指し戻っていった。





部下「○○隊長!!ご無事でしたか!」
●●「、、、ええ。現場は両軍全滅、誰一人として生きていた人はいなくて、まさに血の海だったわ、」
部下「○○隊長、、、そんな、みんないなくなってしまったんですね、約束したのに。」

ガタっ 「報告に上がります!○○方面の◇◇に敵襲ということです!ほかの軍隊が引き返したことにより、大勢の敵がそこに集まっているそうで、おそらくこれが、最後になるかと、、、 失礼します。」

部下「○○隊長、俺が行きます。」
●●「まって、それはだめよ、いかせないわ」
部下「大丈夫です、○○隊長までじゃないけど剣、うまくなったんです。それに、俺にはやらなくちゃいけないことがある。」
●●「っ、わかったわ。私もすぐ行くからくれぐれも気を付けて。全軍に伝えるように。それから、、」
部下「それから?どうなさいました?」
●●「、馬に乗っていきなさい。」
部下「はいっ!行ってまいります。」


止められなかった。あなたが言ってたやらなきゃいけないことは、きっと”復讐”でしょう?止めても行くのよね、彼は一つのことに集中すると周りが見えなくなってしまうし、自己犠牲的だったから今まで行かせていなかったが、今回、行かせてという彼の目の奥に確かに硬い決意が見えた。だから、行かせてしまった。

●●「、約束破ったら承知しないわ、、」






けが人の手当、戦争の状況記録、自国の守備を再確認し、私もむかうことにした。今回は両国とも被害が大きくまとめるのに時間がかかってしまった。それはもちろん量が多いというのもあるが、人の死を機械的に打ち込むのが嫌でなまらなくて、手が止まりそうになっていたからであろう。
 馬に乗り、早く早く着くように、走らせた。だんだんと近づき、目に入ってきた光景、、、




ああ、また、また間に合わなかった。激しく争ったのだろう、誰もが速く終わるようにと願いながら。踏まないように、せめて痛いだけでも帰国できるようにと進んでいく。そして、進めば進むほど、カンっ!カン!と剣をぶつけ合う音がした。誰?!戦っている。まだ、間に合うっ!

?「はああああああっっっ!!!!!」
あれは、、、、!!部下じゃない!まずい、ケガして出血しているあの量であの動きは即死なってしまう!!そんなことさせない
●●「まってっ!!」
まだ目で確認できる程度の位置からどうか彼に届くように叫んだが、届いていないようだった。そして、、、




グサっ!                                                         










戦っていた二人が、互いに刺し合い、倒れた
しかし、私は違和感を感じた。かすかに、かすかに音がしたのだ。銃、、?
彼らは剣で戦っていたわ、だから、、、
と思いあたりを見渡す。すると西の国の服を着た兵士が銃を構えていた。
信じられない、彼は、剣で正々堂々と戦って、あのけがの中仲間のために、死が無駄にならないように体を、命を削ってまで戦ったのに、後ろから撃った、、、 初めてだった。今まで私は何人もの人を倒してきて、初めてだこんなに殺したいと思ったことは。許せなかった。一生懸命に戦っていたのに、まだ生きていたかもしれないのに、なんで、なんてことをっ!!

敵「はっ、ハハハハハっ、アハ!!かわいそうだよなああいつ、戦っていたのに後ろから撃たれて即死だなんて、みじめでたまらないっ!!あんた、彼の仲間だろ?同じように殺してやるから、安心しろよっ」


●●「は?死ぬのは、、お前だっ!」
銃?そんなもので私に勝つ?舐められちゃ困るわ、あんたなんて一撃で仕留められる。



銃弾をよけ徐々に近づく。軽く高く、素早く。私のすべてをかけてあんたを殺すと決めた。
スッ   銃口を切る。そして躊躇なく胸に剣を突き刺して、抜いた。

敵「グハっっっ、、、う、そだ、ろ、、?」バタっ

●●「こんなことで死ぬのね、よく私にかとうとしたものだわっ!いい加減にしてよ!(グサっ)    なんで、なんてことしたのっっ!許せない、死んで逃げてんじゃないわ、(グサ)お前のせいで、お前のせいで!!」




[大文字]パシっ!!!![/大文字]























「○○やめろ!やめるんだ!!○○が、君がこんなことしなくていい」



●●「え。。。??」私は訳が分からないまま抱きしめられていた。何、止めないでと振り払っても、止められるだけで邪魔でしかない。
●●「なんで、何で止めるのっこいつのせいで死んだんだ、こいつのせいでっ」
「目を覚ませ!○○!頼むよ、」










「きみはそんな人じゃないだろ?」








えっ、、、、、?

作者メッセージ

4話完結になりそうです。お話読んでいただけてうれしいです。おかしい所や誤字脱字等があると思います。申し訳ございません。

2025/04/06 19:35

暁_ ID:≫ 96eMg.7trE7yA
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