二次創作
あの時ヒーローでいられた理由
[小文字]放課後[/小文字]__
●●「…」
八百万「●●さん!」
校外、私は八百万に声をかけられた
その声は何処となく焦りが感じられる
●●「…どーしたの、八百万」
八百万「あのッ先日は、大変申し訳ありませんでした!」
八百万「明らかに動揺してらっしゃったのに、私は気付いていましたのに、無視してそのままにしました!」
八百万「副委員長としても、友人としても不甲斐ないです…ッ」
八百万「どうかッ!今後も…」
●●「…百」
八百万「!はい!何でしょう!」
●●「…ちょっとだけ付き合ってくんない?」
●●「奢るからさ、座って話そ」
_飲み物を注文し、改めて向かい合う
●●「…それで、本題なんだけど、」
●●「実はさ、三珠が言ってたこと、全部本当かもしれないけど、本当じゃないかもしんなくてさ」
●●「言われた通り、私は元々轟だし、おにいちゃんも、いる。焦凍だって、本当に弟だし」
●●「10年前かな、私が小学生の時、一番上のおにいちゃん、死んじゃったみたいでさ、」
でもどっかで信じたくなくて、
何処かで生きているんじゃと思いたかった
八百万は私が淡々と話すのを何も言わずに聞いてくれた
頷くことも何か意見をいうこともないけどそれが凄く心地よかった
●●(…絆されてるなぁ…)
わかっていても、まだ縋りたい
少しくらいは、良いよね…?
●●「でも最近さ、知り合った人が凄くおにいちゃんに似てて、」
●●「仕草とか、言動とか」
●●「…その人が例えどんな人でも良いから」
●●「その人といたいなぁって…」
八百万「…」
八百万「素敵な、ことですわね[小文字]笑[/小文字]」
ふわっと八百万は笑ったけど顔はみるからに辛そうだった
●●「…ごめん、暗い話して」
●●「でも、ありがと、聞いてくれて」
八百万「…[小文字]笑[/小文字]●●さん、少しだけ笑顔が優しくなった気がします」
八百万「いつも何処か辛そうだったので、聞けて良かったです[小文字]笑[/小文字]」
●●「…ありがとう、ヤオモモ[小文字]笑[/小文字]」