私のキモチ そのテスト
#1
みんなの受験
ガリガリガリガリ
教室の隅で勉強をしている。鉛筆の音が響き渡る。
私、松岡宇宙。宇宙と書いてそらと読む。とても不思議な名前。
それがとても気に入らない。
大学受験を私は控えている。私の志望校は、日本一難関のF大学。
ずうっとここに行くのが夢だった。
「ねぇみて〜。松岡さんまた勉強してるぅ。」
「なんなん?勉強得意ですよアピールかなぁ。」
とニヤニヤクラスの女子達が私を見て笑っている。
彼女たちは、専門学校で勉強するだけだから受験などそんなの関係ないのだろう
アイツらがうるさいんだ。
みんなちゃんと受験してしっかりと大学に行くべきだ。
ちゃんと真面目にやる。真面目に。
パキッ。鉛筆の芯が折れる。
自分のミニ鉛筆削りでズリズリと削る。また勉強に戻る。
「でもさー痛くない?あれで学年に2位。1位のさぁ望月紗織ちゃんはさぁ、本当に羨ましいよね!」
「ガリ勉じゃないうえに、それに超かわいいもん。サイコーだよねー。」
ビクリ。
胸に刺さる。
(確かに私は努力してもどんなにやっても一位の子にはなにも勝てないんだ…)
と私はショックを受けたが、頑張ってめげずにやることにした。
大学共通テストの日
ドキドキしながらも今までの成果を出し、見事合格。
次は、二次試験だ。
二次試験の日
共通試験の日よりも心臓がバクバクした。
面接も、頑張った。
でも、コミュ障の私には当然無理。
ネットで診断したらコミュ障の確率100%。
保健室の養護の先生にも言われたことがある。
そして、無難な結果で不合格。
この大学には行ける方法はないんだ。とものすごく落ち込んだ。
学校に行くと、みんなに陰口を言われた。
「アイツ、不合格だったらしいよ。」
「あの、ガリ勉様が?」
とギャハハと笑われた。
その的がなんと一位の望月さんにも当たった。
私は、もう不合格になりずうっと家に引きこもっている。
通帳からお金を出してまだ買ったこともないゲーム機を買ってネットでプレイしている。
そして親から聞いた。
望月さんも志望のW大学に落ちたらしい。
陰口を言われ望月さんはなんと高校を中退してしまったらしい。
そこから数年。高校は、あのまま中退した。
それでネットで望月さんと出会った。
紗織、宇宙と呼び合っている。
もう引きこもりになってしまった。
受験は誰もがやるもの。
失敗すると私のようにダメージを喰らう人もいるかもしれないね。
教室の隅で勉強をしている。鉛筆の音が響き渡る。
私、松岡宇宙。宇宙と書いてそらと読む。とても不思議な名前。
それがとても気に入らない。
大学受験を私は控えている。私の志望校は、日本一難関のF大学。
ずうっとここに行くのが夢だった。
「ねぇみて〜。松岡さんまた勉強してるぅ。」
「なんなん?勉強得意ですよアピールかなぁ。」
とニヤニヤクラスの女子達が私を見て笑っている。
彼女たちは、専門学校で勉強するだけだから受験などそんなの関係ないのだろう
アイツらがうるさいんだ。
みんなちゃんと受験してしっかりと大学に行くべきだ。
ちゃんと真面目にやる。真面目に。
パキッ。鉛筆の芯が折れる。
自分のミニ鉛筆削りでズリズリと削る。また勉強に戻る。
「でもさー痛くない?あれで学年に2位。1位のさぁ望月紗織ちゃんはさぁ、本当に羨ましいよね!」
「ガリ勉じゃないうえに、それに超かわいいもん。サイコーだよねー。」
ビクリ。
胸に刺さる。
(確かに私は努力してもどんなにやっても一位の子にはなにも勝てないんだ…)
と私はショックを受けたが、頑張ってめげずにやることにした。
大学共通テストの日
ドキドキしながらも今までの成果を出し、見事合格。
次は、二次試験だ。
二次試験の日
共通試験の日よりも心臓がバクバクした。
面接も、頑張った。
でも、コミュ障の私には当然無理。
ネットで診断したらコミュ障の確率100%。
保健室の養護の先生にも言われたことがある。
そして、無難な結果で不合格。
この大学には行ける方法はないんだ。とものすごく落ち込んだ。
学校に行くと、みんなに陰口を言われた。
「アイツ、不合格だったらしいよ。」
「あの、ガリ勉様が?」
とギャハハと笑われた。
その的がなんと一位の望月さんにも当たった。
私は、もう不合格になりずうっと家に引きこもっている。
通帳からお金を出してまだ買ったこともないゲーム機を買ってネットでプレイしている。
そして親から聞いた。
望月さんも志望のW大学に落ちたらしい。
陰口を言われ望月さんはなんと高校を中退してしまったらしい。
そこから数年。高校は、あのまま中退した。
それでネットで望月さんと出会った。
紗織、宇宙と呼び合っている。
もう引きこもりになってしまった。
受験は誰もがやるもの。
失敗すると私のようにダメージを喰らう人もいるかもしれないね。
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