クロン・莉子
#1
[明朝体]ギーコ[小文字]コ[小文字]コ[/小文字][/小文字][/明朝体]
[明朝体]ギーコ[小文字]コ[小文字]コ[/小文字][/小文字][/明朝体]
夜は、嫌いだ。
真っ暗で何も見えないから。
そんなことを考えていたのは、何年前の話だろう。
古くなったベンチに座って、一つ息を吐く。
霜焼けで真っ赤になった手を眺めながら
「.......寒い.....。」
そう言うと私の首に布が巻かれた。
後ろを振り返ると一人の男性が居る。
「こんな夜中に可愛い女の子が何してるんですか?」
男性はにっこり笑った表情で私に問いかけた。
「.........関係ないでしょ。」
一つ、冷たい言葉を言ってしまう。
「関係ないも何も、心配ですよ。今夜の十二時ですよ。貴方まだ小学生でしょう?」
「.........心配してくれなくてもいい。」
二つ
「.......帰る場所はありますか?」
「.......家はある。」
「あざだらけの体で言われても困りますよ(笑」
咄嗟に腕を隠した。
でも、多分もう遅い。
男性は口を開いてこう言った。
「自由は、欲しいですか?ヒトリは、嫌ですか?」
この人は、、何を言ってるんだろう。
私を、助けてくれると言ってるのだろうか。
自由がない私に
ヒトリの私に
手を差し伸べてくれると言うのだろうか。
ぽったん
涙が落ちる。
土が湿って
その一部分だけが薄黒くなる。
同情なんて、慣れたはず。
でもなぜか、涙が出てくる。
私は消え入りそうな、今にも溶けそうな声でこう言った。
「私に、自由を下さい、。私を助けて、下さいっ(涙」
すると男性はにっこり笑って言った。
「私はハヤブサ、殺し屋です。貴方に幸せを、仲間をあげましょう。」
この判断が未来をどう変えるかはわからない。
でも、私はこのひとときの時間、幸せを手に入れたんだと思った。
ーーーLife is about achieving happiness
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