第三話　同窓会　前編

そうして尾形は、飲み食い所ジュンに到着した。
「お、着いたか」
「高田はしゃぎ過ぎんなよ」
「わーってるよ、お前は母さんか。」
「いやーそれにしても雰囲気あるなーな、高田」
「・・・」
「こ、高田?」
「ああすまんつい。」
「しっかりしろよ。」
そう雑談をしながら店に入った。
そこには、女子が５人、男子が３人いた。
すると、席に座ると。
「あなた、私たち十分先に来たのよ、感謝とかないの。」
尾形は察した、こいつが鳥飼美樹だと。
すると次に飛んだのは、男の声だった。
「よう尾形、俺のこと覚えてるよな。」
尾形は正直に覚えていないと言った。
「嘘だろ、ちょい悲しいぜ、お前この三年間で、もうボケちまったか。」
「俺は白川美形だ。墓までもってけよ。」
尾形の第一印象は、こいつはイケメンで良いやつであるらしい。
すると、高田が言った。
「白川お前彩夏と付き合ってるらしいじゃん。」
尾形は彩夏という名前に聞き覚えがなかった。
「ちちちちげーし」
「焦りまくりやん、でお前彩夏とどこまで行ったんだ。」
すると、全員が一斉にガヤを入れ始めた。
「お前ら、いつもは大人しいのに。」
「わかったよ言えばいいんだろ。」
「付き合ってるよ」
「ふ～～」
「うるせえな」
「いやー良かったよお前が童で人生終わらなくて。」
「高田～」
尾形は、少し腹を抱えて笑っている。
するとラインが来た、それは十二才年が離れている姉からだった。
（あんた今どこにいるの）
（簡単に言えば居酒屋）
（は、今年成人したからってハメ外しすぎでしょ、帰ってきなさい）
（お前は母さんか、ってこれ友達にしたっけ）
（私は母さんではありまdthhすhhffじゃないのよ早く帰ってきて。）
（嫌だね）
（こんなに言っても無理なの）
（うん）
（いいよでも遊ぶんだったら盛大にね。）
（ありがとー）
そう返した

同窓会　前半　終了