渋幕の全体像
実験12 神話は本当なのか
方法 当時の卒業アルバムや学級日誌を閲覧したり、教員に話を聞いたりする。膨大な量の調査が必要なので友人にも手伝ってもらった。
結果1 卒業アルバムや学級日誌の調査は不振であった。「学園長が急に辞任した」「行方不明事件があった」という記述があったぐらいだ。後者は気になるが今回の件とは関係ないだろう。教員も先ほどの内容に加え「学園長が急に辞任することはよくある」とは言っていたが、それはもう知っている。
方法2 田村炎上に話を聞く。
目覚ましいじゃんけんで勝負した仲だからか、自分が辞任した時のことを話してくれた。その年、渋幕から珍しく6人の東大合格者が出た。彼は喜んで彼らを自宅に招き、流しそうめんパーティーを行った。ところが、彼らは全員流しそうめんが大嫌いであった。なので全員流れてくるそうめんを無視した。そうめんはゴミ箱にべちゃり、と落ちた。田村炎上はもう一回、もう一回、とそうめんを流し続けた。ゴミ箱はいっぱいになった。一人の生徒が田村炎上を指さして「あなたの人生はこのそうめんのようだ」と言い放った。田村炎上はそれを聞いて覚醒し、顔が虹色になった。そして目覚ましいじゃんけんで勝負を仕掛けた。ところがその生徒は回覧板を食べてパワーアップし、「グーとハーとピー」を同時に出すという強引なプレーによりたちまち田村炎上を圧倒、追い詰められた彼はスケボーに片足立ちになりラーメンをすすりながら突撃するという反則技を使用するもいとも簡単にかわされ、民家のドアを突き破っていった。その後彼は失意のあまりそうめんしかのどを通らなくなり辞任を余儀なくされたという。なお、この戦いで大量のオーラが放出され残りの5人の生徒は流しそうめんになってしまい、今も行方不明になっている。つまり証人がいないのである。次に現役時代に何をしていたのか聞くと、やはり専横なふるまいの数々であった。(格闘ゲーム「大論争スマッシュペアレンツ」でチートを使って部下を打ち負かし、ビールをおごらせた、マラソン大会で生徒に国道やジャングルを走らせた、生徒からもらった誕生日プレゼントのリカちゃん人形を腐らせたうえで返した、など)その次に、なぜ渋幕の学園長が若くして辞任するのかと尋ねると、よくわからないということだった。また、その生徒の名は教えてくれなかった。東大合格者なら記録が残っているかもしれないが、そこまで詮索したら怪しまれるだろう。
結果 明確な結果が出たわけではない。
考察 妙に疑わしいが、部分的につじつまが合うことは確かだ。神話は信じる価値があるのかもしれない。
追実験4 宿題とは何か
ねらい: なぜ渋幕の宿題が無限に増殖するのかを調べる。
方法:宿題を終えて提出したノートを翌朝確認する。
結果:ノートが分裂して2冊になっていた。中身はどちらも未完成。
考察:学園長の呪いによって宿題が増やされた可能性が高い。これを確かめるために学園長の使用する呪術に詳しいらしいアラブ研究同好会の友人に話を聞いた。彼によると学園長の呪いによって宿題を大量にやらせることによって渋幕は日本最難関の共学になりあがったのだという。これは許されることではない。
方法 当時の卒業アルバムや学級日誌を閲覧したり、教員に話を聞いたりする。膨大な量の調査が必要なので友人にも手伝ってもらった。
結果1 卒業アルバムや学級日誌の調査は不振であった。「学園長が急に辞任した」「行方不明事件があった」という記述があったぐらいだ。後者は気になるが今回の件とは関係ないだろう。教員も先ほどの内容に加え「学園長が急に辞任することはよくある」とは言っていたが、それはもう知っている。
方法2 田村炎上に話を聞く。
目覚ましいじゃんけんで勝負した仲だからか、自分が辞任した時のことを話してくれた。その年、渋幕から珍しく6人の東大合格者が出た。彼は喜んで彼らを自宅に招き、流しそうめんパーティーを行った。ところが、彼らは全員流しそうめんが大嫌いであった。なので全員流れてくるそうめんを無視した。そうめんはゴミ箱にべちゃり、と落ちた。田村炎上はもう一回、もう一回、とそうめんを流し続けた。ゴミ箱はいっぱいになった。一人の生徒が田村炎上を指さして「あなたの人生はこのそうめんのようだ」と言い放った。田村炎上はそれを聞いて覚醒し、顔が虹色になった。そして目覚ましいじゃんけんで勝負を仕掛けた。ところがその生徒は回覧板を食べてパワーアップし、「グーとハーとピー」を同時に出すという強引なプレーによりたちまち田村炎上を圧倒、追い詰められた彼はスケボーに片足立ちになりラーメンをすすりながら突撃するという反則技を使用するもいとも簡単にかわされ、民家のドアを突き破っていった。その後彼は失意のあまりそうめんしかのどを通らなくなり辞任を余儀なくされたという。なお、この戦いで大量のオーラが放出され残りの5人の生徒は流しそうめんになってしまい、今も行方不明になっている。つまり証人がいないのである。次に現役時代に何をしていたのか聞くと、やはり専横なふるまいの数々であった。(格闘ゲーム「大論争スマッシュペアレンツ」でチートを使って部下を打ち負かし、ビールをおごらせた、マラソン大会で生徒に国道やジャングルを走らせた、生徒からもらった誕生日プレゼントのリカちゃん人形を腐らせたうえで返した、など)その次に、なぜ渋幕の学園長が若くして辞任するのかと尋ねると、よくわからないということだった。また、その生徒の名は教えてくれなかった。東大合格者なら記録が残っているかもしれないが、そこまで詮索したら怪しまれるだろう。
結果 明確な結果が出たわけではない。
考察 妙に疑わしいが、部分的につじつまが合うことは確かだ。神話は信じる価値があるのかもしれない。
追実験4 宿題とは何か
ねらい: なぜ渋幕の宿題が無限に増殖するのかを調べる。
方法:宿題を終えて提出したノートを翌朝確認する。
結果:ノートが分裂して2冊になっていた。中身はどちらも未完成。
考察:学園長の呪いによって宿題が増やされた可能性が高い。これを確かめるために学園長の使用する呪術に詳しいらしいアラブ研究同好会の友人に話を聞いた。彼によると学園長の呪いによって宿題を大量にやらせることによって渋幕は日本最難関の共学になりあがったのだという。これは許されることではない。