美醜逆転の世界でこの世界の不細工(つまりイケメン)に助けられました
「あのっ!」
急に話しかけられて、驚いた。
フードの俺に話しかけてくるなんて、何者や?
その姿を見て、さらに驚く。
めちゃくちゃ可愛かったから。
ホンマに何で俺に話しかけてきたんや?
だが、次の一言で腑に落ちた。
「わ、私、迷子なんです。助けてください」
ああ、可哀想に。他に頼る奴がおらんのやな。
しょうがないから、町に連れていくことにした。
あんまり町には行きたくないんやけどな...
それから半日、二人で過ごした。
......なぜか、気づいたときには女の子と同じ布団で寝ていた。
ああ、名前はアカリっていうらしい。
魔物が出たから殺った。
アカリは知らんくてええと思ったけど、アカリは子供扱いされて不満らしい。
おかしな奴やな。
しかも24歳らしい。同い年やんか。
触れてしまったことを謝罪したら、気にしてないと言われた。
気ぃ使ってくれたんやろうけど。
急にアカリの顔についてコメントさせられた。
嘘は言えへん。でも余計なことまで言ってしまった気がする。
アカリは俺の方を見て言った。
「あの、私、シャルさんがどんな顔でも気にしませんからね」
そうやって言う奴は何人かおった。
でも、いざ俺の顔を見ると皆離れていく。
別に構わへん。しゃーないことやし、ちゃんと分かってる。
.........あと8日の辛抱や。
起きたら、アカリが目の前におった。
びっくりして飛び退く。
しまった、フードが...
「待ってください。もう見ちゃいましたし、森の中で私たちしかいないんですから、フードを外して過ごしたらどうです?」
「いや、でも...」
「無理にとは言いませんけど、私は外してもらった方が嬉しいです」
「.........分かった」
それは本心?もしそうなら.........
いや、まだ俺の顔を知らんからや。
仮面までなら、まあ......いい。
隣から視線を感じる。
熱い目線を送られているのは気のせいだろうか。いや、気のせいでしかあり得ないよな。
瞳が綺麗だと褒められた。
何だかむず痒い。でも、...嬉しい、な。
夜になって、俺の肉を食べたいとねだられた。
大してうまくもないが...まあ、断る理由もない。
肉を差し出そうとして、はたと気付く。
俺と同じところをアカリにかじらせるわけにはいかない。
くるりと肉の向きを変えて、差し出しなおした。
それなのに。
アカリはわざわざ俺のかじったところにかぶりついた。
どうしてそんなことをするんや。
分からへん...
急に話しかけられて、驚いた。
フードの俺に話しかけてくるなんて、何者や?
その姿を見て、さらに驚く。
めちゃくちゃ可愛かったから。
ホンマに何で俺に話しかけてきたんや?
だが、次の一言で腑に落ちた。
「わ、私、迷子なんです。助けてください」
ああ、可哀想に。他に頼る奴がおらんのやな。
しょうがないから、町に連れていくことにした。
あんまり町には行きたくないんやけどな...
それから半日、二人で過ごした。
......なぜか、気づいたときには女の子と同じ布団で寝ていた。
ああ、名前はアカリっていうらしい。
魔物が出たから殺った。
アカリは知らんくてええと思ったけど、アカリは子供扱いされて不満らしい。
おかしな奴やな。
しかも24歳らしい。同い年やんか。
触れてしまったことを謝罪したら、気にしてないと言われた。
気ぃ使ってくれたんやろうけど。
急にアカリの顔についてコメントさせられた。
嘘は言えへん。でも余計なことまで言ってしまった気がする。
アカリは俺の方を見て言った。
「あの、私、シャルさんがどんな顔でも気にしませんからね」
そうやって言う奴は何人かおった。
でも、いざ俺の顔を見ると皆離れていく。
別に構わへん。しゃーないことやし、ちゃんと分かってる。
.........あと8日の辛抱や。
起きたら、アカリが目の前におった。
びっくりして飛び退く。
しまった、フードが...
「待ってください。もう見ちゃいましたし、森の中で私たちしかいないんですから、フードを外して過ごしたらどうです?」
「いや、でも...」
「無理にとは言いませんけど、私は外してもらった方が嬉しいです」
「.........分かった」
それは本心?もしそうなら.........
いや、まだ俺の顔を知らんからや。
仮面までなら、まあ......いい。
隣から視線を感じる。
熱い目線を送られているのは気のせいだろうか。いや、気のせいでしかあり得ないよな。
瞳が綺麗だと褒められた。
何だかむず痒い。でも、...嬉しい、な。
夜になって、俺の肉を食べたいとねだられた。
大してうまくもないが...まあ、断る理由もない。
肉を差し出そうとして、はたと気付く。
俺と同じところをアカリにかじらせるわけにはいかない。
くるりと肉の向きを変えて、差し出しなおした。
それなのに。
アカリはわざわざ俺のかじったところにかぶりついた。
どうしてそんなことをするんや。
分からへん...