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美醜逆転の世界でこの世界の不細工(つまりイケメン)に助けられました

#11

好きや

「アカリ」

甘ったるい声で、名前を呼ばれる。
や、やめてー!!顔を近づけないで!!
私の脳内でイケメン警報が鳴り響いている。
シャルさんはまっすぐこちらを見つめた。

「アカリ、俺、アカリが好きや」
「!!」
「もうアカリ無しで生きていかれへん」
「シャ、シャルさ...」
「なあ、アカリは俺のこと嫌い?あのクソスライムのことが好きなん?」
「いや、違」
「俺のことどう思ってるん?アカリ」
「だから...!」

もう、話を聞いてよ!!
あーあ、こんなシチュエーションで言いたくなかったのに。
そうですよ、認めますよ。
私は、シャルさんのことが...


「好きです」
「はっ?」

逆に好きにならないことある?
死ぬところを助けてもらって、めっちゃイケメンで、優しくて、たまにスキンシップまでしてきて、実は寂しがりで、...

シャルさんは放心状態だ。
一応もう一度言っておく。

「私は、シャルさんのことが、好きです」
「え......」

シャルさんの瞳から、涙がこぼれた。
えっ、そんなに?

「嘘や」
「嘘じゃありませんよ」
「アカリ」
「はい」
「好きや」
「私もです」

シャルさんにきつく抱き締められる。
うぐ、苦しい。でもまあ今は耐えてあげようかな。

「キスしてもええ?」
「...もう、そんなこと聞かなくたって...」

私は恥を忍んでそう言った。
シャルさんは目を見開いた後、嬉しそうに破顔した。
段々とシャルさんの顔が近づいて.........

ガチャッという音がした。
私たちは固まってしまう。
部屋の入り口には、気まずそうな顔をしたティーが。

「あっ、お邪魔しまーす...」
「言うのが遅いわ!!!」

シャルさんはオコでいらっしゃる。
まあティーも一言言ってから部屋に入ってほしいよね。
私は苦笑するしかなかった。


「...ふうん。まあまあいいんじゃねえの」

ティーはそう言って、自分の爪をいじくっている。
私たちは3人でこれからについて話していた。
私の夢は、レストラン?カフェ?を経営することだ。
シャルさんは私といられれば何でもいいとか言っている。

「でもお店になる建物がないし、お金だってないし...」

私が困ったようにそう言うと、シャルさんは小さな声でぼそぼそと言った。


「......アテならあんで」

作者メッセージ

おめでとう!!!👍

2025/05/27 01:29

まっちゃん ID:≫ 9tLeB9AxJiZq2
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