美醜逆転の世界でこの世界の不細工(つまりイケメン)に助けられました
「ん...」
目を開けて、眩しかったから、もう一度目を閉じる。
...が、我に返って目を見開いた。
シャルさんは!?ティーは!?
そのときタイミング良く扉が開いて、ティーが部屋に入って来た。
ティーはほっとしたような顔をする。
「ああ、アカリ。目が覚めたんだな...よかった」
「ティー。ごめんね、心配かけて」
「本当だぞ!俺、お前らのこと探しまくったんだからな!」
「ありがとう...」
「まあいい。粥だったら食べられそうか?」
「うん。ありがとう」
「はいはい、任せてくれよ」
ひらひらと手をふって、ティーは部屋の外に出ていった。
深呼吸して、ぼーっとする。
疲れたなあ。シャルさんは無事かな?
そういえば顔を見せてもらったんだった。
期待を裏切らない...いや、むしろ私の想像を超えて裏切ってくるほどのイケメンだった。
あれ?っていうか、私勢いに任せて告白みたいなことしたような気が...
いや、してないしてない。
シャルさんも覚えてないよね。
これからどうしようかなあ。
カフェとかどうかな?
日本料理を出したら流行るかもしれない。
それか(私的な)イケメンを布教しようかな。
もしかしたら私と似た趣味の人がいるかもしれない。
うーん...
1人はちょっと心細いな。
でもいつまでも頼っていられないよね。
そこまで考えたところで、コンコンとノックの音がした。
「はーい。入ってきてもらってもいい?」
てっきりティーが入ってくるとばかり思っていた私は気の抜けた声でそう言った。
でも入ってきたのはティーではなく、シャルさんだった...!
私は慌てて髪の毛を撫で付ける。
ちょっと!シャルさんが来るならそう言ってよ!
精一杯の笑顔を作って、ベッドから降りる。
「シャルさん、ありがとうございます」
「いや、大丈夫や。アカリはまだ寝とき」
「は、はい」
大人しくベッドに戻る。
シャルさんは椅子を引きずってきて、ベッドの横に置いた。
それから粥をすくって私の口元に運んできた!!
「シャ、シャルさん?」
「?どうした、食わんのか?もしかして熱いの無理なん?」
何だかずれたことをブツブツ言いながら、息を吹きかけて粥を冷ましているシャルさん。
きっとシャルさんは善意でやってくれてるんだ。
気にしたら負けだよね。
私は口を開いた。
シャルさんはきょとんとしたあと、嬉しそうに笑って粥をせっせと食べさせてくれた。
はあ、疲れた...。
しかもシャルさんは全く帰るそぶりを見せず、私を見つめてにこにこしている。
ちょうどいい機会かもしれない。
私は口を開いた。
「あのですね、シャルさん。とりあえず...今までありがとうございました」
「...」
「これからは、頑張って私1人で生き」
「嫌や!!!!」
思わず体が跳ねた。
シャルさんの顔は必死だ。
「そう言ってもらえるのは嬉しいんですけど、これ以上迷惑もかけられませんし」
「迷惑なんて一回もかけられたことない」
「...でも、私、街で暮らす予定で」
「俺も街に住む」
「...ええと...」
「アカリ」
名前を呼ばれて、シャルさんの方を見る。
シャルさんはベッドの上に乗って私に馬乗りになった。
ちょっと待って。展開が早くない?
目を開けて、眩しかったから、もう一度目を閉じる。
...が、我に返って目を見開いた。
シャルさんは!?ティーは!?
そのときタイミング良く扉が開いて、ティーが部屋に入って来た。
ティーはほっとしたような顔をする。
「ああ、アカリ。目が覚めたんだな...よかった」
「ティー。ごめんね、心配かけて」
「本当だぞ!俺、お前らのこと探しまくったんだからな!」
「ありがとう...」
「まあいい。粥だったら食べられそうか?」
「うん。ありがとう」
「はいはい、任せてくれよ」
ひらひらと手をふって、ティーは部屋の外に出ていった。
深呼吸して、ぼーっとする。
疲れたなあ。シャルさんは無事かな?
そういえば顔を見せてもらったんだった。
期待を裏切らない...いや、むしろ私の想像を超えて裏切ってくるほどのイケメンだった。
あれ?っていうか、私勢いに任せて告白みたいなことしたような気が...
いや、してないしてない。
シャルさんも覚えてないよね。
これからどうしようかなあ。
カフェとかどうかな?
日本料理を出したら流行るかもしれない。
それか(私的な)イケメンを布教しようかな。
もしかしたら私と似た趣味の人がいるかもしれない。
うーん...
1人はちょっと心細いな。
でもいつまでも頼っていられないよね。
そこまで考えたところで、コンコンとノックの音がした。
「はーい。入ってきてもらってもいい?」
てっきりティーが入ってくるとばかり思っていた私は気の抜けた声でそう言った。
でも入ってきたのはティーではなく、シャルさんだった...!
私は慌てて髪の毛を撫で付ける。
ちょっと!シャルさんが来るならそう言ってよ!
精一杯の笑顔を作って、ベッドから降りる。
「シャルさん、ありがとうございます」
「いや、大丈夫や。アカリはまだ寝とき」
「は、はい」
大人しくベッドに戻る。
シャルさんは椅子を引きずってきて、ベッドの横に置いた。
それから粥をすくって私の口元に運んできた!!
「シャ、シャルさん?」
「?どうした、食わんのか?もしかして熱いの無理なん?」
何だかずれたことをブツブツ言いながら、息を吹きかけて粥を冷ましているシャルさん。
きっとシャルさんは善意でやってくれてるんだ。
気にしたら負けだよね。
私は口を開いた。
シャルさんはきょとんとしたあと、嬉しそうに笑って粥をせっせと食べさせてくれた。
はあ、疲れた...。
しかもシャルさんは全く帰るそぶりを見せず、私を見つめてにこにこしている。
ちょうどいい機会かもしれない。
私は口を開いた。
「あのですね、シャルさん。とりあえず...今までありがとうございました」
「...」
「これからは、頑張って私1人で生き」
「嫌や!!!!」
思わず体が跳ねた。
シャルさんの顔は必死だ。
「そう言ってもらえるのは嬉しいんですけど、これ以上迷惑もかけられませんし」
「迷惑なんて一回もかけられたことない」
「...でも、私、街で暮らす予定で」
「俺も街に住む」
「...ええと...」
「アカリ」
名前を呼ばれて、シャルさんの方を見る。
シャルさんはベッドの上に乗って私に馬乗りになった。
ちょっと待って。展開が早くない?