ワドルディは、卵をたっぷり使ったプリンを作って、いつも通りカービィの家へ向かっていた。
しばらく草原を歩いていると、見慣れたいつものまんまるのおうちが見えてきた。けれど、この時間いつもは、星模様の青いカーテンは開いているはずなのに、今日は閉まったままだった。なにかあったのかもしれない。そう思い、プリンを抱えてカービィの家へ走って行った。
「ねぇ、カービィ大丈夫？」
そう言いながら、ドアを開けて家の中に入る。
中は、至って普通の部屋だった。
中を見渡すと、カービィはまだふかふかベッドで寝ていた。
「まだ寝てたんだ。」
そう思って、カービィを起こそうと思い、カービィの顔を見てみると、ひどくうなされているようだった。
「ねぇねぇカービィ、大丈夫？」
そう必死に声をかける。
[大文字]「カービィ！カービィ！カービィったら！」[/大文字]
しばらくそれを続けていると、ようやくカービィは起きた。
「あっワドルディ来てたんだ。」
「ねぇカービィ、さっきうなされていたようだけど、なにかあったの？」
ワドルディは、心配な声色で気になっていたことを聞いた。
「う〜ん。悪い夢を見ていた気がするんだけど、よく覚えてないいや…ってプリン⁉︎早く食べたい！」
そう言ってカービィは、がっつき始めた。
元気なようでホッとしたが、夢がなんなのか、気になってしまった。
多分、大丈夫だと思うが…