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この物語にはBL(ボーイズラブ)要素が含まれています。BL表現が含まれている内容に対して不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、ご注意いただきますようお願い申し上げます。BLに興味のある方や気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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星と揺れる瞳

#1


夜空は深い藍色に包まれ、星々が煌めいていた。街の灯りが遠くでぼんやりと光っている中、ひときわ輝く星が空にひとつ、浮かんでいた。

その星を見上げているのは、少年のような青年、長谷川(はせがわ)悠真。彼は静かに空を見つめ、時折唇を噛む。その目は、どこか儚げで、星の光を映すように深い。彼の心の中には、何か大きなものを求めるような欲求が渦巻いていた。

「悠真、また一人で星を見ているのか?」

声をかけたのは、悠真の幼馴染であり、ずっと彼の心の中で消えない存在だった、森川(もりかわ)理央。理央の黒い髪は風に揺れ、彼の瞳はその星々よりも深く、悠真を見つめていた。

「…理央。」

悠真は少しだけ驚いたように振り返ったが、すぐにいつものように穏やかな微笑を浮かべる。

「星が、綺麗だなと思って。今日は特に、何だか…眩しい。」

理央は悠真の横に立ち、彼が見つめる空を一緒に見上げる。理央の目には、悠真が感じているのと同じように、星々の光が彼の心に触れているように映っていた。

「でも、お前がこんなに星を見てるのは珍しいな。何か悩んでるのか?」

悠真はしばらく黙った後、低い声で言った。

「星を見ると、何かが分かりそうな気がするんだ。でも、いつも答えは見つからない。星は遠すぎて、届かない。」

理央は少し黙った後、悠真に向かってゆっくりと歩み寄り、肩を並べて立った。

「でも、星の光は届いてるだろ? 俺たちの目にも見えるくらい、ちゃんと光ってる。」

その言葉に、悠真の胸が少しだけ温かくなった。理央の目は、まるで星のように輝いていて、その瞳が彼にとっての「答え」のように感じられることがある。

「…理央、最近、どうしても気になることがあって。俺、君のことが、すごく、気になる。」

悠真の言葉に、理央は一瞬目を見開き、何かを言いかけて口を閉じた。しばらく無言の時間が流れる。悠真はその空気に耐えられず、視線をそらした。

「ごめん、こんなこと言って…。お前は、俺がそんな風に思ってるとは思わないだろうけど。」

「…違う。」

理央の声は、いつもの明るさを含んでいなかった。悠真が顔を上げると、理央の瞳が彼を真剣に見つめているのがわかった。その目には、星のように、深い光が宿っていた。

「俺も、悠真のことが…気になる。」

その言葉に、悠真の心臓が跳ねる。彼の中で、何かが爆発したような気がした。理央の言葉は、ただの友達のものではなかった。それは、もっと深い意味を持っている。

「でも、どうしても言えなかったんだ。」

理央が少し顔を赤くして視線を外すと、悠真はその手をそっと取った。

「だったら、今言ってくれて、良かった。」

理央は悠真を見つめ、その瞳が揺れた。悠真の手が理央の手を包み込むと、理央は深く息を吐き、少し照れくさそうに微笑んだ。

「悠真、俺は、君が星を見上げるその瞳が好きだ。でも、俺が一番好きなのは、君の隣にいるときのその温かさだ。」

悠真はその言葉を胸に深く刻んだ。彼の中で、星がひとつ、またひとつと輝き出すような感覚が広がっていく。理央と一緒にいると、世界のすべてが違って見えるような、そんな不思議な気持ちだった。

「理央、これからも…ずっと、俺と一緒にいてくれる?」

理央は頷き、その手をしっかりと握り返した。

「もちろんだよ、悠真。」

夜空の星々が、二人を見守るように輝き続けていた。理央の瞳の中に映る星と、悠真の心に広がる光。その両方が、永遠に続くように感じられた。

作者メッセージ

いつも読んでいただき、ありがとうございます。実は毎日投稿を目指しているのですが、小説のネタが思うように浮かばず、少し焦っているところです。今回の物語では、星を見上げることで心の距離を縮めていく悠真と理央の関係を描いてみました。BL要素を含んでいますが、こうしたテーマに共感してくださる方に楽しんでいただけたら嬉しいです。これからも読者の皆さまに楽しんでいただけるような物語をお届けできるよう頑張りますので、温かく見守っていただけると幸いです。
月影

2025/03/27 17:07

月影 ID:≫ 5iUgeXQ3Vbsck
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