「おはようございます。メリアお嬢様。」
私のお仕えするファルフェリア家は、
とてつもなくお金持ち。出版社を立ち上げ、
その後大成功。
私は孤児だったが、当主である、
ライム・ファルフェリアに、拾われ、
早10年。
同年齢にして、次期当主の
メリアお嬢様に仕えることになった。
「はぁ。いちいちうるさいわ。
さっさと食事の準備しなさいよ
この貧乏ナオ。」
いまの一言で、だいぶ頭に来たが、
「わかりましたョ……[小文字]くそがよ[/小文字]」
というか、なんでしょうか、私の名前が
そんなに酷いですかね
ナオ・メナレス。
私は、男ですが、執事の身。
まあ、頑張りましょうかね
これが私の早い朝であった。