1755年11月2日フランツ1世と女帝マリアテレジアの間に第15子として生まれたのはのちにフランス王后となるマリア・アントニア（マリー・アントワネット）だった。そしてある日アントニア14歳フランス王太子（後のルイ16世）と結婚をする（初めて見る人たち、こんなに私が来たことを祝福してくれている）アントワネットの目には美しいフランスと二人の結婚を祝福する人々が映っていたのちにあの恐ろしいフランス革命がおこることも知らず＿＿＿＿＿＿
アントワネットはベルサイユの中で唯一苦手な人がいた。それがルイ15世の公認の妾（愛人）デュ・バリー夫人だった。だがルイ15世の愛人ともなれば一回でも話さなければフランスオーストリア同盟が崩れてしまう。アントワネットには話さないといけないという使命があった。そしてある日ついに、「今日のベルサイユは大変な人ですこと」「そうですわね王太子妃様」といった会話をしたようだ。それでもデュ・バリー夫人と話したのはこれが最初で最後だったらしい
1774年5月10日ルイ15世死去＿＿＿＿＿＿デュ・バリー夫人はベルサイユ宮殿を追放されアントワネットは王后（女王）へとなった