いつもクールで完璧な生徒会長さんの弱点が可愛すぎる…
…今年もこの季節がやってきてしまった。
陰キャにとって苦手なイベントNo.1、─[太字]体育祭[/太字]だ。
「はーい、じゃあ出席番号で前の方から二人一組になって二人三脚の練習していってください。」
…えっと、俺の出席番号は16だからペアは15番だな。
「えっと…篠原君、君って16番だよね?」
「…はい、そうですけど?」
「私が15番、つまり私がペアよ。よろしくね」
「よ、よろしくお願いします…」
…こいつ、キャラ変わりすぎじゃないか?
まあ、背の高い俺とほとんど背が変わらない篠崎。
ペアとしては良い方だろう。転校してきた俺としても顔と名前を新しく覚えないのもかなり楽だしな。
後はこいつが運動音痴でなかったら言うことはなかったんだが…
「始め」
「きゃっ、…ごめんなさいね、篠原君」
そう、こいつは中学校時代からの運動音痴なのだ。
まさか開始1秒で転ぶとは。
「きゃ」
「わっ」
「痛っ…」
…俺たちは100メートルを2.5分で走りきった。いや歩ききった。
すると体育教師から案の定、
「15番と16番は放課後、ここへ集まるように」
というお咎めを受けた。むしろこれで済んだだけマシか。
俺は放課後、篠崎と一緒に体育館に再び集まった。
陰キャにとって苦手なイベントNo.1、─[太字]体育祭[/太字]だ。
「はーい、じゃあ出席番号で前の方から二人一組になって二人三脚の練習していってください。」
…えっと、俺の出席番号は16だからペアは15番だな。
「えっと…篠原君、君って16番だよね?」
「…はい、そうですけど?」
「私が15番、つまり私がペアよ。よろしくね」
「よ、よろしくお願いします…」
…こいつ、キャラ変わりすぎじゃないか?
まあ、背の高い俺とほとんど背が変わらない篠崎。
ペアとしては良い方だろう。転校してきた俺としても顔と名前を新しく覚えないのもかなり楽だしな。
後はこいつが運動音痴でなかったら言うことはなかったんだが…
「始め」
「きゃっ、…ごめんなさいね、篠原君」
そう、こいつは中学校時代からの運動音痴なのだ。
まさか開始1秒で転ぶとは。
「きゃ」
「わっ」
「痛っ…」
…俺たちは100メートルを2.5分で走りきった。いや歩ききった。
すると体育教師から案の定、
「15番と16番は放課後、ここへ集まるように」
というお咎めを受けた。むしろこれで済んだだけマシか。
俺は放課後、篠崎と一緒に体育館に再び集まった。