「だから、名前は？」


なんで急に？



「えっと、○○●●です。」

「●●ね。よろしく。」


なんなんですかこの人。


「明日から学校行けそうだから。安心して！」


はい？
私別にあなたに来てもらいたいわけじゃないんですが。


「あの、別に私あなたに学校来てもらいたいわけじゃないんで。」

「え？そうなの？」


いや逆になんなんだよ。


「俺のファンじゃないの？」


え、この人って自己中？

「ファンじゃないです。」


「ならよかった」


はい？
なんか言ってること違いませんか

「どういうことですか？」

「俺、実はキャーキャー言う女子嫌いで。でも、嫌われたくもないから
一応その、なんか、王子キャラ演じてる？みたいな感じで。」

「あ、そうなんだ。」

「あと、俺のこと豆原君か、一成君でいいよ。皆んなそう呼んでんじゃん。」
「え、でも、」
「良いって。じゃあまた明日！●●。」





やばい好きかも。