「なぁ〜、どうするよこれ」

『えぇ、、めんどくさ、、お前やったら？』

「どうせ朽ちるだろ、前みたいに」

「あいつはしょーじきゴミだったから良かったわ」

『やばかったもんね』

授業中のはずの時間帯

屋上で堂々と話している男子生徒3人

金髪と、白髪と、水髪

「あ、、そろそろ染めないといけない、、だるめ　」

「ま？また金？」

『どうせ、ゴールドしか勝たんって言うじゃん』

「当たり前だろ、そういうお前はまた白？？」

「髪痛むけど白が一番合ってる」

『皆元は黒だもんね』

「お前は水色で良いなぁ！！」

『生まれつきだから』

「んぁ、、なんか音聞こえね？」

「またお前の幻聴じゃないのか？」

微かになる足音

『どうせ先生でしょ』

「またぁ？俺等に懲りないのか、、」

「こっちは正当防衛ですから、怒られる要素ないし」

またやりますか、と一言、、

ガチャ

「いらっしゃい、」

言った瞬間に飛びかかる、、、が

「うおっ！？」

「おっと、、ひい、、、そこでミスるの止めて怖い」

『ひい、大丈夫？』

「大丈夫！！重心掛けすぎちった」

拳を避けた瞬間よろけ、支えられ声がかけられる金髪、[漢字]水都[/漢字][ふりがな]みなと[/ふりがな]ひい

「んで、、せんせー？なんの用ですか？」

ひいを支えたまま、ギラついた目で睨む白髪、[漢字]夕月[/漢字][ふりがな]ゆうずき[/ふりがな]みい

『ふーん、、、』

口の中の飴を転がしながら興味無さそうに見つめる水髪、[漢字]葉月[/漢字]はずき[ふりがな][/ふりがな]●●

「お前、狂気のあの子って知ってるだろ」

「それじゃなきゃ、屋上に来ないでしょ、、、」

狂気のあの子

葉月、夕月、水都、この3人を担当した先生は何らかの理由で1人を除き

1年で[大文字]異動、退職、不慮の事故[/大文字]が起きている

それで噂も広まり、この3人に関わる者は減った

屋上はその3人の溜まり場、だから、先生さえも近寄らない

『、、、』

「何の用？まじで」

「あなた達は、、」

しっかり顔を見ずに仲間に目線を向けていた3人が初めてそいつの顔を見る

「は？」「え？」『、、』

「「加賀美先生！？！？」」

「いや、ま、なんで！？！？なんでここに！？」

「ちょ、来るなら言ってくださいよ！！もっとしっかりとした服装で行くのに」

3人はもともと加賀美ハヤトが担当する1年生のクラスメイトだった

「なんで、あなた達はわたくしに攻撃を？？」

「いや、だって、、先生達が近寄ってきてから不幸が起こって、、、」

「それでお前ら何かしたんだろうな！！！って言う先生がいて」

「ほぼ殴ってきたり怒鳴ってきたりするから」

「ドア開けたときに殴れれば先手必勝かな～って」

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