「触っても良いですか？」

「触ってもいいですよね？」

「触りますね…♡♡♡」

[下線]いつもの用に耳に入る[/下線]言葉
春夏秋冬いつの季節でも変わらない声色で話しかけてくる
ダメだと言っても聞かない
押し話そうとしても強引に触ってこようとする

彼曰く俺の[漢字]筋肉[/漢字][ふりがな]にく[/ふりがな]が好きらしい。
……自分で言ってても馬鹿馬鹿しく感じる、が彼は本気だという

（困るなぁ…）

正直言って彼の[漢字]あの顔[/漢字][ふりがな]スーパーイケメンフェイス[/ふりがな]を見ると自分がひどく小さく見える。

（クソッイケメンめ…）

”岸神小鞠“
水色の髪色をして中性な見た目をしている
最初ひと目見た時は女かと思った
が、俺と目が合うなりバッと寄って
足を触りながら
「良い[漢字]筋肉[/漢字][ふりがな]にく[/ふりがな]
ですね…♡♡♡♡」なんて言うものだから言われた当初は最近の女の子はこんなに大胆なのかと思っていた。

2年の俺からすれば[漢字]岸神小鞠[/漢字][ふりがな]彼[/ふりがな]は可愛らしい後輩！なはずなのだが俺と目が合えば必ず寄って来て許可も取らず足を触る。やっと許可を求めて来たかと思えば断った時でも躊躇なく触ってくる

ただの変態だ。

しかもそこで、その場で見ていた”御堂筋翔“という男に助けるよう話しかけたが
「メンドイ」と一言だけ言われその場をさられた

（御堂筋〜！！！）

他にも人は居たが全員見て見ぬふりを゙していた

（助けろよ！）

「いい[漢字]筋肉[/漢字][ふりがな]にく[/ふりがな]ですね♡」

触りながらそんな事を言う

俺が触られることを嫌がるのは
“気持ち悪いから”ではなく、“[太字]触る時間が長いから[/太字]”だ

岸神小鞠という男は我慢のできない男でいつも衝動的に俺の[漢字]筋肉[/漢字][ふりがな]にく[/ふりがな]を触ってくるしかも沢山。時間をたっぷりかけて

俺が無理矢理突き飛ばすまで触ってくる

触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って触って

俺が突き飛ばすとニコッと笑いながら立ち上がりそれから次の日まで触らなくなる。