永遠の絆と変わる世界
ソプラノ「…精霊が、いなくなったら…」
エーセリウス「…[太字]むろん、炎や水など…万物の源が根絶えるのだ、
地球は滅んでしまう[/太字]」
ディーテ「その精霊がね、今すこーしばかり狂ってんの。わかる?」
アルト「…精霊が狂う?」
ディーテ「…ま、わかんないか。見えるわけでもあるまいし、ね。」
エーセリウス「空気にも精霊が宿るんだ。お前らの言葉でいうところの酸素を作る役目、それが空気の精霊」
エーセリウス「その精霊が狂うとき、お前らにとって毒となる物質を放出する。それは、…
[太字]人間を、無力化させるもの。[/太字]」
ディーテ「やる気がなくなっちゃうの。何をするにもね。」
無力化する…
[明朝体]ここ最近、やる気が浮かび上がらない。[/明朝体]
[明朝体]オレだってなんでかわかんないけど、黄夏さん…
あの人がいなきゃ何も出来やしない気がするんだ。[/明朝体]
[明朝体]…全部どうだっていいんだ[/明朝体]
アルト「…あれは…!」
ソプラノ「…その。空気の精霊が狂うというのは、どうやったら起こるんだ?」
ディーテ「[太字]空気の精霊は人間が悪いことを考えたら狂うの。[/太字]」
ディーテ「[太字]生物の悪い部分に触れたとき、精霊は狂ってしまい、本来の役目を果たさなくなる。[/太字]」
エーセリウス「[太字]つまり、空気の精霊は酸素を発生させる量が減る。…この先はわかるな?[/太字]」
アルト「…精霊がこのまま狂い続けたら…[太字]生物は、人間は、滅びるってことかよ…!?[/太字]」
メイジ「あったりー!」
ディーテ「そう。だからぁ、神々の住処でもある地球を守るために、[太字]あんたらの悪意を消す必要があったの[/太字]」
エーセリウス「悪いことを考えなければ、精霊は狂わないからな。
…しかし、うまくはいかなかった。」
ディーテ「それで、あたしたちはね、[太字]人間が悪さをするとき、その根底にはその人間の弱さがある[/太字]と知ったの」
ソプラノ「…弱さが」
ディーテ「だから、それを消そうとした。狂いづらい影の精霊に頼んでね。」
エーセリウス「だが、それも無駄だったのだ。」
メイジ「[太字]あたしたちが思うた以上に、あんたたちん悪意は消えることはなかった。
弱しゃば捨てたっちゃ、また新しゅう弱しゃば見つくる。[/太字]」
エーセリウス「…空気の精霊の狂いは止まらない。ほんの数十年で、地球は滅ぶ」
ディーテ「だ、か、ら。あたしたちが人間を滅ぼしちゃうことにしたの。
人間ごと消えれば、地球は平和でしょ?」
ソプラノ「…」
アルト「[太字]そんなの間違ってる![/太字]」
アルト「[太字]どっかの本で読んだけどよ!人間を作ったのも、もっと深く地球に関与するためだって聞いたぞ!?
そのくせして、邪魔とか…生み出した責任をなんだと思ってるんだよ![/太字]」
ディーテ「[太字]そりゃ道具だもの。使い古した道具は捨てるでしょ?
大丈夫、ちゃんと感謝しながら始末するから[/太字]」
アルト「そういう問題じゃ…」
ディーテ「…それにしても遅いわねえ…まだなの、黄夏とかシエルとかレイルとか神威とかいう人たちは」
メイジ「助くる義理もないし、ここで待ちゃあいいっちゃない?
ひまんおりゃかかるほど、向こうに不利やし。」
エーセリウス「そうだな………!?
突然、轟音がした。
そして…
「「「ソプラノさーーーん!!アルトさーーーーーーーーーん!!!」」」
聞き覚えのある、3つの声がした。