永遠の絆と変わる世界
アルト視点
今までもそうだった。
ここ最近、やる気が浮かび上がらない。
それはどうやら、周りの人々もそうなようで。
皮肉かな、犯罪件数は減っていった。
それは犯罪者がやる気を失っているのか、はたまた警察が逮捕してないだけなのか。
ニュースは代り映えなく、その日あったことや事故のことばかりを淡々と話すボットだった。
オレがその不快な渦から少し抜けられたのは、
黄夏さんが「神について調べている」と話を持ち掛けてきたときだった。
それからは、なんともやる気に満ち溢れていたような気がする。
しかし。
黄夏さんが王巳のもとへ行ってしまったとき、オレはどうしようもない不安に駆られた。
何もできる気がしない。
このまま廃れて死んでしまうかもしれない。
でも、何もできない。
と。
それが非常に恐くて。
___[太字]また、マカロンのように…
オレが何もできなかった、しなかったせいで失う
大切なものがあるかもしれないと思って。[/太字]
それで、オレは…
___[明朝体]オレだってなんでかわかんないけど、黄夏さん…
あの人がいなきゃ何も出来やしない気がするんだ[/明朝体]
ついにあんなことを言ってしまった。
アルト「あれからオレは、何に対してもどうでもよくて。
そんなに黄夏さんが大切だったんだなと最初は割り切ったけど、あまりにもおかしい」
アルト「…[太字]だって、オレより黄夏さんを想ってるはずのレイルさんが、あんなにやる気があるんだぞ!?[/太字]」
アルト「…オレは、これが…どうしようもない消沈感が…世界を変えてる気がする」
言ってておかしいと思うけど、ソプラノ…お前なら分るよな?
オレの…オレの最高の相棒だろ!?
ソプラノ「…一理あるとは思う。…しかし…」
ソプラノ「それで世界がどうこうは_____
「どっかーーーーーん!!!」
ソプラノ/アルト「!?」
「あり?ふたりしかおらん、なんで?」
「きっとさっき3人は何かに気づいて動いたんでしょ、カンのいいガキどもね」
「うるさい黙れ。少しはアリスを見習って落ち着かんか」
ソプラノ「…どなた」
「…あはは!こん人間面白かね!壁壊しゃれて「どなた?」って!
気に入った!うちゃメイジ!君はうちが直々に殺しちゃろう!」
「あら…そこのガキ、久しぶりね。覚えてるわよね?
私はディーテ。世界一美しい女神様」
「はぁ…我はエーセリウス。…悪いが、この三神が、貴様らを始末する」
アルト「…」
ソプラノ「…」
ピンチ…だよな?