永遠の絆と変わる世界
シエル視点
シエル「…いやいやいやいや!!!!」
あたしたちは光に包まれながら、ただただ落下感だけを感じていた。
シエル「なんで言えちゃったの!?なんで言えたの!?!?」
レイル「あの呪文のこと存在も知らなかったのに!?!?」
あたしたちはただ困惑していた。
だってそうじゃん、
[太字]存在も知らなかった呪文をあんなにスラスラ、合わせもばっちり言えたんだから。[/太字]
黄夏「きゃあ!」
神威「っててて……ここ、どこだ…?」
勢いよく着陸したそこは、欠伸が出るほど本棚と古びた本に囲まれた、仄明るい部屋だった。
ソプラノ「これは…?」
神威「全部、物語っぽいですけど………あれ?」
レイル「どうしたの?」
神威「[太字]…一冊も見覚えがない。[/太字]」
アルト「どういうことだよ」
神威「だって、こんなに冊数があるんだよ?一冊ぐらい知ってる物語があったっておかしくない」
レイル「…本当だ。しかも全員、[太字]筆者が同じ[/太字]_____」
「…私の書庫に、何か御用かな?」
「「「「「「「!?」」」」」」」
振り向くとそこには、白髪が虹色にホログラムのように輝く、
なんとも神秘的な男性が立っていた。
[水平線]
黄夏視点
アルト「誰だ…?」
「申し遅れたね、メインキャラクター御一行様」
レイル「メイン、キャラクター…?」
「[太字]私の名前はメーティス。千神・メーティス・シィア、物語の神さ[/太字]」
黄夏「…物語の神様!?」
メーティス「君たちを歓迎するよ。こちらにおいで。」
彼はそういうと、豪勢なつくりの扉を、何やら魔術で封印を解き開けた。
ソプラノ「…はぁ…」
シエル「すごい…!」
メーティス「ようこそ、神の本拠地____[太字]天界[/太字]へ。」