永遠の絆と変わる世界
「…今日は、なんか変なことが起きそう」
花屋のエプロンを身に着けた、赤髪の青年は、空を見上げそうつぶやく。
「ええ、少しですが、彼女もおかしな気配を感じているようです」
それに同調し、黒髪の青年___年は、赤髪の彼より下に見える___も言う。
「…これが世界の終わりならいいのにな」
一風変わったスーツの男は、花瓶に飾られた花をただ見つめながら言った。
奥にいた少女はバールを振り回して、つまらなさそうに答える。
「なんでもいいが、喧嘩がなくなるのだけは嫌だな。そうだろ?楽座」
楽座、と呼ばれた男性は、その問いをかける少女を見ずに、
「…あぁ。…ちゃんと、いつも通りが帰ってくればええな」
と、それだけ返した。
[水平線]
吹き抜けるような、赤と水色の気持ち悪く混ざった空を、悠々と一羽の鳥が飛んでいく。
誰もその鳥をしっかと見はしなかったが、その鳥はどこか変わっていた。
赤黒く、ブローチを付けた鳥。
それは、ただ一つの迷いもなく、一方向だけを目指して飛んでいた。
[水平線]
オルト「…ついに、あの冒険者たちがこちらに来るのですね」
メーティス「案ずることはないよ。…これは、
私たちの物語の最高のフィナーレの一歩手前…一番、面白いところだからね。」
メイジ「それにしたっちゃ、こん作戦、奴らはどげんして切り抜けようとするっちゃろうね?」
ディーテ「不可能よ、絶対。…あの結晶がある限り、私たちの理想は壊されない」
アステミ「それを壊されたら終わりだろ」
エーセリウス「それはそうだが…現実的ではないな。何より、
俺やアリスなどの有力な神が全力を注いでも、ヒビ一つ入らない結晶だ」
アリス「でもメーティス。攻略不可能になるのは、あなたがその王冠を死守してくれればの話よ。」
メーティス「ああ、解っているさ。…さあ、私たちはここで待とう。
勇敢な6人の冒険者の訪れを。」