少女達は異世界転生を果たす
こんにちは零です。ただいま…勇者にならされそうになっています。いやなんで?
零「ちなみに拒否権って…」
アルガナ「ありません。」
零「ですよね〜。」
明日華「まぁ良いんじゃない?どうせ誰かがやんなきゃだろうし。」
零「まぁ、それもそうだけど…はぁ、」
アルガナ「では!」
零&明日華「勇者になります!」
アルガナ「ありがとうございます。ところでお2人は勇者伝説というものはご存じでしょうか?」
零「いいえ。知りません。」
アルガナ「それでは、勇者伝説というのは…
遥昔、一人の男が居た。彼は平和な村の出で、権力も何も持たない平民だった。だが平和な村に危機が迫る。その時立ち上がったのがその男だ。男は鍛錬を積み、仲間を集い、15の町を周り、レベルが極限に達し、最後に魔王を倒し、世界を平和にした。
簡単に言えばそんなお話です。その話でその勇者はランクがX、魔法、回復、能力、物理を自由自在に操ったそうです。」
零&明日華「へぇ〜。」
アルガナ「いや反応薄いですね。」
零「いやだって危機が迫っている様にも思えないし…」
明日華「現実味ないし…」
アルガナ「まぁ、今回は騒ぎにならない様に細心の注意を払っていますから…それにこの話は実際に会った話ですよ。男に関する情報も細かく残っています。」
零「じゃあ名前は?」
アルガナ「確か…アルベルト・フォルティーですね。」
零&明日華「…え?」
思わず2人で見つめ合う。だって、それって…
うちらで作った初めのゲーム作品…
【勇者伝説〜平和な明日へ告ぐ〜】
の主人公…ではなく、表では魔王を倒したことになっているガチめな一般人であった。
零(まさか、ここは…あの世界の続きなの?)
明日華(名前をつけるなら【勇伝2】!)
零(まじか〜)
明日華(でも多分マジだよね…)
零&明日華(いや〜マジで…
ーーー燃える!!!)
零(私達のゲームプログラマー兼ゲーマー魂が燃えている!)
明日華(展開が最高すぎる!)
零&明日華(このゲーム全力でクリアする!!!)
この間訳2秒。そんな数秒で彼女らのゲームプログラマー兼ゲーマー魂は燃えたのである。なぜ言わなくても通じ合っているのか?なぜこの2人は燃えているのか?そんな質問が彼女らに投げかけられることはなかった。だってみんな知らないから。だから彼女らの暴走は誰にも止められない。
零「力を強める旅に出てきます!」
アルガナ「前向きに考えていただけて嬉しいです。」
明日華「次会う時は魔王が居なくなった状態で会いましょう!」
アルガナ「え?」
2人「それでは!」
アルガナ「あの、ちょっと冒険者カード…」
2人「投げてください!」
アルガナ「投げてください?!」
アルガナがカードを投げる。それをきっちりキャッチする。
私達は異世界でも大暴走するそうです。
零「ちなみに拒否権って…」
アルガナ「ありません。」
零「ですよね〜。」
明日華「まぁ良いんじゃない?どうせ誰かがやんなきゃだろうし。」
零「まぁ、それもそうだけど…はぁ、」
アルガナ「では!」
零&明日華「勇者になります!」
アルガナ「ありがとうございます。ところでお2人は勇者伝説というものはご存じでしょうか?」
零「いいえ。知りません。」
アルガナ「それでは、勇者伝説というのは…
遥昔、一人の男が居た。彼は平和な村の出で、権力も何も持たない平民だった。だが平和な村に危機が迫る。その時立ち上がったのがその男だ。男は鍛錬を積み、仲間を集い、15の町を周り、レベルが極限に達し、最後に魔王を倒し、世界を平和にした。
簡単に言えばそんなお話です。その話でその勇者はランクがX、魔法、回復、能力、物理を自由自在に操ったそうです。」
零&明日華「へぇ〜。」
アルガナ「いや反応薄いですね。」
零「いやだって危機が迫っている様にも思えないし…」
明日華「現実味ないし…」
アルガナ「まぁ、今回は騒ぎにならない様に細心の注意を払っていますから…それにこの話は実際に会った話ですよ。男に関する情報も細かく残っています。」
零「じゃあ名前は?」
アルガナ「確か…アルベルト・フォルティーですね。」
零&明日華「…え?」
思わず2人で見つめ合う。だって、それって…
うちらで作った初めのゲーム作品…
【勇者伝説〜平和な明日へ告ぐ〜】
の主人公…ではなく、表では魔王を倒したことになっているガチめな一般人であった。
零(まさか、ここは…あの世界の続きなの?)
明日華(名前をつけるなら【勇伝2】!)
零(まじか〜)
明日華(でも多分マジだよね…)
零&明日華(いや〜マジで…
ーーー燃える!!!)
零(私達のゲームプログラマー兼ゲーマー魂が燃えている!)
明日華(展開が最高すぎる!)
零&明日華(このゲーム全力でクリアする!!!)
この間訳2秒。そんな数秒で彼女らのゲームプログラマー兼ゲーマー魂は燃えたのである。なぜ言わなくても通じ合っているのか?なぜこの2人は燃えているのか?そんな質問が彼女らに投げかけられることはなかった。だってみんな知らないから。だから彼女らの暴走は誰にも止められない。
零「力を強める旅に出てきます!」
アルガナ「前向きに考えていただけて嬉しいです。」
明日華「次会う時は魔王が居なくなった状態で会いましょう!」
アルガナ「え?」
2人「それでは!」
アルガナ「あの、ちょっと冒険者カード…」
2人「投げてください!」
アルガナ「投げてください?!」
アルガナがカードを投げる。それをきっちりキャッチする。
私達は異世界でも大暴走するそうです。