二次創作
シャルシラの初夜 完結編
※シラノがカルデアにいる。影だけど実体はある感じ
※♡喘ぎ、濁点喘ぎ、汚喘ぎあり
「な、なぁ…ほ、本気で俺とヤろうって言ってる…?やっぱり考え直したほうが…」
「ここまで来て、今更引き下がるのか?」
「うう…」
シャルルマーニュの自室、シングルベッドの上に向かい合う部屋の主と真っ黒な影。
先日の特異点での記憶を所持した上で何故かサーヴァントとしてカルデアに召喚される事になったサヴィニアン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック。
本人のサーヴァントとしての実力はともかく、特異点での縁があったシャルルマーニュ十二勇士やドン・キホーテたちとなんやかんや楽しくカルデアライフを送っていた。
しかしある日。
「シラノって生前は恋人とかいたの?」
「ブフーーーーッ!」
食堂でお茶とお菓子を楽しみながらマスターと談笑していたところ、突然爆弾を落とされた。
「どどどどどうしたんだマスター。いきなりそんなこととと」
「えっ?あ、ただ純粋に気になって…」
近くにあったティッシュペーパーで紅茶を吹き出した口の周りを拭きながら頭を抱えた。
「ごめん…あんまり話したくない話題だったかな…」
「………いや」
話したくない訳では無い。話せない訳では無い。
気まずい雰囲気になってしまったがマスターは他のサーヴァントに呼ばれ席を外すことになった。
ひとまず開放されて安堵か落ち着きを取り戻すためかため息をつく。
「ため息なんて、どうしたんだ?」
「ぎゃぁーーーっ!?」
そろそろ自分の部屋に戻るかと席を立とうとした瞬間背後から声をかけられ食堂全体に自分の声が響いた。振り返ると特異点からの知り合いであるシャルルマーニュが半笑いで立っていた。
「相変わらず声デカいなあんた」
「そりゃあ真後ろから声かけられたら驚くだろうさ!」
「あー…悪かったよ、なんだか辛気臭い顔してからさ。マスターと話してたが、何かあったのか」
マスターといい彼もグイグイくるな。というか全身真っ黒なのに辛気臭い顔もなにもないだろう。
なんでもないと軽く流しつつ、引き止める彼を尻目に足早に食堂から出た。
一人きりになれる唯一の場所に来てようやく落ち着きを取り戻した。自分の生きていた時代とは全く違う無機質な部屋の内装は時に安らぎを与えてくれると思う。
「シャルル………シャルルマーニュ」
ベッドの上で『彼』と『彼』の名前を反復する。
特異点で初めて会った時から意識してしまっていた。
生前、恋人だった『シャルル』と特異点で出会ったときには『シャルル』と名乗っていたシャルルマーニュ。
ただ名前が同じだけだと言えばそれでおしまい。シャルルという名前は特段珍しいわけではない。しかし一度意識してしまったからにはもう後には戻れなかった。カルデアに来てからというもの、彼が、シャルルマーニュが俺の頭の中から消えない日は無かった。
熱に浮かされ自分を慰める夜もあった。
「いっそのこと、拒絶してくれたほうがマシなのに」
※♡喘ぎ、濁点喘ぎ、汚喘ぎあり
「な、なぁ…ほ、本気で俺とヤろうって言ってる…?やっぱり考え直したほうが…」
「ここまで来て、今更引き下がるのか?」
「うう…」
シャルルマーニュの自室、シングルベッドの上に向かい合う部屋の主と真っ黒な影。
先日の特異点での記憶を所持した上で何故かサーヴァントとしてカルデアに召喚される事になったサヴィニアン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック。
本人のサーヴァントとしての実力はともかく、特異点での縁があったシャルルマーニュ十二勇士やドン・キホーテたちとなんやかんや楽しくカルデアライフを送っていた。
しかしある日。
「シラノって生前は恋人とかいたの?」
「ブフーーーーッ!」
食堂でお茶とお菓子を楽しみながらマスターと談笑していたところ、突然爆弾を落とされた。
「どどどどどうしたんだマスター。いきなりそんなこととと」
「えっ?あ、ただ純粋に気になって…」
近くにあったティッシュペーパーで紅茶を吹き出した口の周りを拭きながら頭を抱えた。
「ごめん…あんまり話したくない話題だったかな…」
「………いや」
話したくない訳では無い。話せない訳では無い。
気まずい雰囲気になってしまったがマスターは他のサーヴァントに呼ばれ席を外すことになった。
ひとまず開放されて安堵か落ち着きを取り戻すためかため息をつく。
「ため息なんて、どうしたんだ?」
「ぎゃぁーーーっ!?」
そろそろ自分の部屋に戻るかと席を立とうとした瞬間背後から声をかけられ食堂全体に自分の声が響いた。振り返ると特異点からの知り合いであるシャルルマーニュが半笑いで立っていた。
「相変わらず声デカいなあんた」
「そりゃあ真後ろから声かけられたら驚くだろうさ!」
「あー…悪かったよ、なんだか辛気臭い顔してからさ。マスターと話してたが、何かあったのか」
マスターといい彼もグイグイくるな。というか全身真っ黒なのに辛気臭い顔もなにもないだろう。
なんでもないと軽く流しつつ、引き止める彼を尻目に足早に食堂から出た。
一人きりになれる唯一の場所に来てようやく落ち着きを取り戻した。自分の生きていた時代とは全く違う無機質な部屋の内装は時に安らぎを与えてくれると思う。
「シャルル………シャルルマーニュ」
ベッドの上で『彼』と『彼』の名前を反復する。
特異点で初めて会った時から意識してしまっていた。
生前、恋人だった『シャルル』と特異点で出会ったときには『シャルル』と名乗っていたシャルルマーニュ。
ただ名前が同じだけだと言えばそれでおしまい。シャルルという名前は特段珍しいわけではない。しかし一度意識してしまったからにはもう後には戻れなかった。カルデアに来てからというもの、彼が、シャルルマーニュが俺の頭の中から消えない日は無かった。
熱に浮かされ自分を慰める夜もあった。
「いっそのこと、拒絶してくれたほうがマシなのに」
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