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戦犯や暴力などが出てくるかもしれません。気を付けてお読みください。

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枯れゆく国

#2

ゆらり革命列車

[中央寄せ][太字]軟禁機関車[/太字][/中央寄せ]

「革命??列車??」悠は混乱した。
「ああ、まだ授業でやってなかったが、ウラジーミルさんはこの後革命をしに行く。ただロシアは遠いから、列車でドイツを通って帰る」と先生は言った。
「このことを知ってるのは、我が[漢字]同胞[/漢字][ふりがな]はらから[/ふりがな]だけだ。やはり未来人...?ブツブツ」
どうりで駅にいるわけだ。ロシアにはあんまり行きたくないんだけどなぁ(ロシアを批判してるわけじゃないからね?)
キイーッ...「封印列車が来た。乗ろう」

[中央寄せ][太字]ドイチュをまたげ[/太字][/中央寄せ]

 ふう。改めて私のしたいことを説明しよう。ウラジーミルは続けた。
「まず、私はドゥーマ(貴族評議会らしい。民衆評議会はソビエトだが、すでに解散されていた)と臨時政府の存在をしっかりと見たい。革命(二月革命。三月革命とも呼ばれる)が起きたことはうれしいことだ。私の妻もそうしたいと思っている。君たちと話したいから、席を外してもらっているがね。」
ここで悠は疑問に思った。なんで対立関係にあったドイツがロシアへの帰還列車を手配するんだ?と。
「ここで君は疑問に思っただろう。なぜ敵が私に有利なように動くのか?それは、反体制分子を敵国で内乱を起こすことだ。戦争を有利に進めるためにも、ドイツは私のような者をロシアに送りたいのさ」ウラジーミルさん占い師の素質あるやん。
「この列車は、モスクワへ直行ですか?」
「いいや、ザスニッツで降りて、船でスウェーデンに渡る。ザスニッツはリューゲン島にある。」スウェーデンしかわかんねーw
「そもそも共産主義ってなんなんでしょうか?話変わるけど。」
「共産主義は社会主義の発展版だ。民衆の経済的平等と、資本つまり生産手段の共有を偉大なマルクス先生が考え出した。」
そこからはよく覚えていない。うとうと、みんなで寝てしまった。

[太字][中央寄せ]ストックホルム[/中央寄せ][/太字]

おい。起きろ。悠。「う、うん?あ、先生。ここは?」
「スウェーデンのストックホルムだ。まったく、何日も眠りおって。船に乗せるときお前を抱っこしたんだぞ」うへえ…そんなに寝てたのか。
「まあみんな疲れてるだろうからな。ペトログラードまで、何事もなければいいが。」ですね…
ウラジーミルさんが何かを書いていた。「何を書いてるんですか?」
「臨時政府を批判するための[漢字]綱領[/漢字][ふりがな]こうりょう[/ふりがな]案だ。どうやら臨時政府は和平をする気などないらしい。」
「私も彼と同意見です。」と女の人が言った。あ、彼の奥様か。
「私が言いたいのは、ずばり、即時停戦、産業と経済の国有化、そして…『すべての権力をソビエトに』」

[明朝体][中央寄せ]続[/中央寄せ][/明朝体]

作者メッセージ

第3弾はレーニンが十月革命を起こすところまで。お楽しみに!

2025/05/31 17:10

雨露。 ID:≫ 72HBeZ7YJNRHA
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