文字サイズ変更

沈む。

#2

抱き締めて。

「君が好き、だよ」

多少言葉が詰まりつも。君にそう告げた。日が沈みだしていた赤いような、黒いような、空。涼しい風がその場を抜けていった。 
君の揺れる髪と瞳を眺めていた。

一瞬、驚いたような君の顔が見えた。
その時だった。何も言わずに私を抱き締めてくれる。
嬉しいような、喜んでいるような、君の表情。まるで、全てを受け止めてくれるように暖かった。ずっと此の儘が良い、君を離したくはない。この先の困難も二人でなら、きっと乗り越えられるから。
「だから、此の儘で居て欲しい」
そんな思いすらも伝えられずに、気付いたら時に流されて居た。

「さよなら」

そう口を開け、手を振り消える君。手を振り返した先には暗闇しかなかった。懐中電灯を眺め、一日を思い出しながら満足感に浸っていた自分が居た。

 
私の一目惚れだった。私には輝いて見えていたんだ。
これが、運命だったのかも知れない、神様が私に与えてくれた素晴らしい運命だ。
君に合ってから堕ちるようにのめり込んでしまっていた私が居た。一か八か、私の思いを告げてみた。
そしたら成功したと言うのが今。


これが、独占欲ってやつなのか?そう私自身に問い質す。例え、君が病もうが、苦しもうが、一緒に居るよ。
だから、私から目を逸らさないでいて。
私はずっと見ているから。君のことだけ見ているから。

作者メッセージ

沈溺(ちんでき)と申します。

2024/01/21 18:21

沈溺 ID:≫ 6bDrd.qwNrmTc
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 2

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL