二次創作
njsj 短編 【リク受付開始】
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5星導ショウ 🐙🌟
「せんせい、俺は?」
幼稚園の先生を独り占めする星導ショウの話。
5/5は子供の日
・・・
私の受け持つすみれ組さんの子は
みんなかわいくて個性的。
今年初めてここに来て、かつ
新任のためひどく緊張していた。
だが人間は適応する生き物。
そんな新任ライフも半年を過ぎればすっかり慣れる。
今では私をすごく気に入ってくれる子もいるし
保護者さんからの評判も良いらしくて
今日もホッと胸を撫で下ろした。
でも、最近ちょっとした悩みがある。
「せんせーあそんで!鬼ごっこしよーよ!」
『お外遊びの時間になったら行こうね』
『たくみくんいい子だからもうちょっとだけ待てるかな〜?』
「いーやーだ!!!なかでもいいから鬼ごっこする!!」
例えばこんなとき。
ここまではどこの組にもある
かわいい子どものわがままなんだけど、
ここからが本当に危ないのだ。
「...たくみくん、せんせい困らせちゃ駄目だよ」
幼児にしてはひどく落ち着いていて、
けどまだ幼さの残った声とともに
どこからかシュルル、と
触手が伸びてきて私のお腹に巻き付く。
これが、彼こそが私の悩みだ。
「ねえせんせい、おれとつみき遊びしよう」
『うーん..ちょっと待ってね!先生たくみくんとお話...』
「......ちがうよ、せんせいはおれと遊ぶんだもん」
しまった、と思ったときには遅い。
たくみくんがいた方向を見れば
すでにそこには誰の姿もなくって。
『ぁ...ショウ、くん?なんで消しちゃったの?』
そっと頭を撫でて聞いてみるも
その質問には答えてもらえず
彼は私のそでを掴んで笑った。
「せんせい、おれは?」
『...え?』
「これでおれと遊んでくれる?たくみくんとお話しなくていいよね?」
しゅるしゅる、と触手の拘束が外れて
もうお腹に触手の感覚は残っていない。
ショウくんは紛れもなく悪いことをした。
...ただ、叱るにも叱れない。
彼は国の監視下にある特別な子だし
もしショウくんには消されなくとも
下手に危害を加えれば国に消されかねない。
「せんせいおなか痛い?」
たくみくんのことは、忘れて。
『...大丈夫だよ、そうだね!積み木遊びしよっか!』
確かに拘束は外れたはずなのに
いまだ気分は縛られたままだった。
5星導ショウ 🐙🌟
「せんせい、俺は?」
幼稚園の先生を独り占めする星導ショウの話。
5/5は子供の日
・・・
私の受け持つすみれ組さんの子は
みんなかわいくて個性的。
今年初めてここに来て、かつ
新任のためひどく緊張していた。
だが人間は適応する生き物。
そんな新任ライフも半年を過ぎればすっかり慣れる。
今では私をすごく気に入ってくれる子もいるし
保護者さんからの評判も良いらしくて
今日もホッと胸を撫で下ろした。
でも、最近ちょっとした悩みがある。
「せんせーあそんで!鬼ごっこしよーよ!」
『お外遊びの時間になったら行こうね』
『たくみくんいい子だからもうちょっとだけ待てるかな〜?』
「いーやーだ!!!なかでもいいから鬼ごっこする!!」
例えばこんなとき。
ここまではどこの組にもある
かわいい子どものわがままなんだけど、
ここからが本当に危ないのだ。
「...たくみくん、せんせい困らせちゃ駄目だよ」
幼児にしてはひどく落ち着いていて、
けどまだ幼さの残った声とともに
どこからかシュルル、と
触手が伸びてきて私のお腹に巻き付く。
これが、彼こそが私の悩みだ。
「ねえせんせい、おれとつみき遊びしよう」
『うーん..ちょっと待ってね!先生たくみくんとお話...』
「......ちがうよ、せんせいはおれと遊ぶんだもん」
しまった、と思ったときには遅い。
たくみくんがいた方向を見れば
すでにそこには誰の姿もなくって。
『ぁ...ショウ、くん?なんで消しちゃったの?』
そっと頭を撫でて聞いてみるも
その質問には答えてもらえず
彼は私のそでを掴んで笑った。
「せんせい、おれは?」
『...え?』
「これでおれと遊んでくれる?たくみくんとお話しなくていいよね?」
しゅるしゅる、と触手の拘束が外れて
もうお腹に触手の感覚は残っていない。
ショウくんは紛れもなく悪いことをした。
...ただ、叱るにも叱れない。
彼は国の監視下にある特別な子だし
もしショウくんには消されなくとも
下手に危害を加えれば国に消されかねない。
「せんせいおなか痛い?」
たくみくんのことは、忘れて。
『...大丈夫だよ、そうだね!積み木遊びしよっか!』
確かに拘束は外れたはずなのに
いまだ気分は縛られたままだった。