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二次創作
njsj 短編 【8月22日knmc誕生日配信】

#15


「どうなんどうなん?やっぱ誕プレあげるん?」

『っエッ?』



   私の家でお泊まり中
   勉強用具を広げるだけ広げて
   何もしない椎名が口を開く。

   思わず手を止め
   間抜けな声が出た。

   そうすれば笹木も
   だから今日静かなんか!と
   にこにこしはじめた。



「いや〜ウチわざわざ剣持の誕生日なんて覚えとらんし!笑」



   りりむは随分前に
   勉強に飽きてしまったらしく
   今はコンビニに居る。

   恋愛大好きりりむが
   この場にいないことが
   唯一の救いだと思う。



『い、や別にそういうのじゃ』

「その顔は恋する顔やで!」

「言い逃れできへんよ〜?」



   確実に熱を帯びた頬を、
   面白がる二人につつかれ
   ぎゅ、と目を閉じた。



『実は昨日こっそり買ってて...』

「ええ〜なんこれ!?かわいすぎるやろ!」

「あたしに無いの信じられん」



   不器用ながらも
   かわいくラッピングした
   誕生日プレゼント。

   椎名たちが眠っている間に
   必死こいて調べつつ
   頑張った努力の結晶だ。

   ここまでは去年と同じ。

   誕生日プレゼントを
   用意したところまで。



「...そうと決まれば!剣持のとこ行くしかないやろ!」

「あたしらで付き合わせたろ!」



   今年も無理だと思ってた
   当日の午後2時、
   二人に連れられ外に出た。



   ・・・



   剣持くんの家を目前にして
   インターホンを押す手が止まる。

   何度も押そうとしては
   首を振って躊躇して。



『し、椎名!笹木ぃ〜!』



   二人に励ましてもらおうと
   後ろに振り返ってみるけど
   そこには誰の姿もなかった。

   一瞬固まってパニックになり
   慌てて電話をかけてみれば
   3コール目で出た椎名たち。



「近くのスタバで待っとるわ!」

「渡して告白するまで帰ってこんといて〜!」

「いいむも良い報告待ってる!!!」



   どこにいるの、と叫ぶはずの声は
   言いたいだけ言う三人に遮られ
   すぐに電話を切られてしまった。



「...あれ、誰かと思えば●●さんじゃん」

『えっえっえええ!』

「なにびっくりしてんだ」
「お前から僕に会いに来たんだろ」



   夏休みに剣持くんと
   会うことなんてないから、
   慣れていない心臓が
   急に鼓動を激しくする。

   何か言おうとして
   口をあけたりしめたりする
   私の手元に泳ぐ目線。

   何かに気づいたらしい彼は
   意地悪く笑って近づいてきた。



「外じゃ暑いし家入る?」

『さすがにそれは!え、っといやちがくて!』

「しかも暑さでか知らないけど顔真っ赤だし」
「やっぱり家上がっていきなよ」

『ちが、違う、近い...です、』
   


   息をするのもやっとなくらい
   ドキドキしていて苦しい。

   どんどん熱くなる頬を
   優しくつねって
   剣持くんが笑った。



「いや、ずっと気付いてたんだけどさ」
「●●さん僕のこと好きですよね」

『........ほぁ』

「僕も好きなので付き合いましょう」



   どうやらプレゼントの中身も
   知っているみたいで
   家に入れようと言い方を変えては
   私を連れ込もうとしてくる。



『え?まって、告白された?』



   視界に映る照れくさそうな
   片思い相手だった剣持くん。

   いつも余裕ぶっている
   私の好きなその顔は
   珍しく赤くて、歪んでいた。

作者メッセージ

剣持ハッピーバースデー!

2025/08/22 23:59

むたです ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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