文字サイズ変更

おかずはあなたじゃダメですか。

#1


「今日の夕食は[漢字]雫都[/漢字][ふりがな]なつ[/ふりがな]でいいや。」

「え?」

夜ご飯は[漢字]摘伶[/漢字][ふりがな]つみれ[/ふりがな]が作るって言ったのに、
急に僕の名前が呼ばれて驚いた。
ご飯の話を呟いてたはずだよね?

「僕は美味しくないよ。」

「美味しいよ。旨味成分がたっぷり入ってる。」

摘伶がキランッと僕を見る。
獲物を見つけたライオンのようで、
僕はゾワゾワする。

摘伶は付き合い始めてから、
何だかおかしくなった。
なんというか,,,,

「雫都とお米とビール。最高だわ。雫都は何かいる?」

ちょっと変態になった。

「どうやって食べるの?」

「安心して。今日は「そういう気分」じゃないから、見て味わう。」

「味ある?」

「あるよ。ほら、中国にさ、石にスパイスをかけて舐める料理あるじゃん。あれ。」

いや、
あれは中国特有の貧乏な人が考えた、
ストレス発散というか空腹を紛らわすもので,,,。
え。ってことは、「そういう気分」って,,,,

「もう、食べていい?」

「え!?」

いつの間にか摘伶はお米とビールを用意していた。

「お腹空いちゃった。最近欲求も溜まってたから我慢できないの。いただきます。」

「ちょ、待っ!?―」

ギュ~〜

摘伶が僕に抱きつく。
猫吸いをする飼い主に負けないくらい、
僕の。いや、僕を吸う。

「はぁ~。生の雫都いい匂いで美味しすぎる。」

「生!?」

変態だ。
僕は摘伶のおかずにされている。
食べられている。
なのに、
嬉しい自分。しかない。

僕の心拍数が心地良くなってきたので、
僕も抱きしめ返す。

「?」

「,,,僕も摘伶を食べていい?」

「,,,うん。たくさん、吸ってね。」

それから熱いハグが続く。
抱き合うだけで、心もお腹も満たされていく。
なんて幸せ何だろう。

「ねぇ。」

「なぁに?」

僕の頭は完全に浄化されていた。

「ちょっとお米食べさせて。」

「あ、はい。」

すごい勢いでお米を食べる摘伶を見て、
僕は不思議な思いが芽生えた。

「美味しそう,,,,」

「ん?」モグモグ

「今の摘伶、すっごく美味しそう。」

,,,何を言ってるんだ僕は。

「あふぁらすぃいとひらがひらいふぁね。」モグモグ

何を言ってるんだこの人は。

摘伶がお米を飲み込むのを確認して、
僕は再度摘伶に抱きつく。
ヤバい。癖になりそう。

「美味しいよ。摘伶、」

「何。」

「,,,食べてよ。」



「私、」

「摘伶も。」

「私もうお腹いっぱい。」

,,,,,,,,

萎えた。

「,,,萎えた。」

「えぇ(笑)」

考えてみれば、
お互いがお互いの心やお腹を満たせる関係って、
素敵だなぁ。

「今度は、もっと調理して主食にしてみよう。雫都。」

「ヤメタホウガイイトオモウ。」

「どうしよう。イタめようかな。」

「勘弁してください(笑)」

今度にちょっと期待する、僕でした。



――翌日

「朝ご飯、おかずは摘伶じゃダメですか。」

「もう作っちゃった。」

「。(泣)」




作者メッセージ

だいぶイチャついてますね。
食べたい。(てえてーかよ)
パクっとしたいわ思い出した。
パクっとしたいわ。

ちなみにつくねよりつみれ派です。
てえてーでしょ。(???)

2025/04/04 12:43

cabos ID:≫ 49Wa5zs82BIzk
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 1

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL