詩あつめ
金木犀の匂いがする
誰もに等しく注ぐ華やかな
確かに一つ前の秋と同じ匂い
私の周りでだけ
金木犀は香らない
何かが色褪せたのは
何かに見放されたのは
季節を隔てた向こう側の自分にきっぱり拒絶されたのは
何をなくしたからなんだろう
どんな余計なもので枷を作ってしまったんだろう
もう一度
あの頃みたいな
黄色の匂いを吸い込んで
心から踊りたい
落ちた花の中心で
誰もに等しく注ぐ華やかな
確かに一つ前の秋と同じ匂い
私の周りでだけ
金木犀は香らない
何かが色褪せたのは
何かに見放されたのは
季節を隔てた向こう側の自分にきっぱり拒絶されたのは
何をなくしたからなんだろう
どんな余計なもので枷を作ってしまったんだろう
もう一度
あの頃みたいな
黄色の匂いを吸い込んで
心から踊りたい
落ちた花の中心で
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