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詩あつめ

#11


外の天気は雨

雨音に追い立てられ家に潜り

部屋の扉を開ければ

そこは虹色の世界

私だけの大切な世界

私色にゆっくり
私の心臓と同じくらいに染め上げた
大事な世界

いつしか雨は止んで

開け放たれた窓から入ってきた白い鳥は

そのまま私色に染まって
宝物の棚に並ぶだろう


壁から、床から、扉の隙間から
遠慮なく染み出してきたインクが
私の色と混ざって
誰かの色になっていく

なんで、どうしてと聞いても

止むことのない意志を持った誰かの嵐

いつしか両目をインクで塞がれて
鳥も虹色も見えなくなっていく

黒色が私の心を抉って

私の楽園は放り出された


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作者メッセージ

お久しぶりです

2023/08/26 23:55

あむ ID:≫kplpkj2LkIMuY
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