僕とあの子
あれからもう2ヶ月経ったのかな?くるりちゃんはお母さんが再婚して引っ越したと聞いた。今では幸せに暮らしているらしい。お母さんの失踪問題も解決して児童相談所とのやり取りも終わったみたいで引っ越して一家の新たな一歩を踏んだと言っていいだろう。でも良かったと言えるのもここまで。僕が久しぶりに公園に行ったときに事態は急変した。
あのときの僕は1ヶ月ぶりの公園だったので子どものように嬉しかった。いつものようにベンチでゆったりしてるとくるりちゃんのような女の子を見かけた。隣にいる男性は新しいお父さんだろうと僕は思った。でもあえて声はかけないでおいた。もし仮にくるりちゃん父娘で新しいお父さんに変な目をされてしまうのはいやだったから。僕は最初は元気そうで良かったと思ったが見返すと違和感に気付いた。気の所為かもしれないがくるりちゃんはやせ細ってる気がするのだ。そして最近よく転んでるのか知らないが絆創膏の数が多い気もする。そんなことを思っていると女の子が「あ!」と声をあげた。
「お兄さん!久しぶり!くるりだよ。覚えてる?」
「もちろん覚えてるよ。元気だった?」
まさか声をかけられるとは...
「うん!ねぇボールで遊んでよ。」
「いいけど隣はお父さん?」
「うん!パパだよ!」
「え...あの、くるり?」
「ほら、パパ挨拶して!」
「え...?」
このままだとまずいと思い僕はお父さんに声をかける。
「お父さんはじめまして。僕はくるりちゃんがここで倒れたときの第一発見者で江藤と申します。」
「あ!くるりが言ってた助けてくれた人の江藤さんだったんですね。失礼いたしました。あのときは大変ありがとうございました。私はくるりの新しい父親の
榎本と申します。」
「いえいえ、僕はよく公園に来てたもんでくるりちゃんを何回か見かけてたので元気な子が倒れてると思ったら助けたくて動いてしまったんです。」
「本当にありがとうございました。今はもうくるりは元気なので公園!公園!ってうるさくて仕方なくて...あのよかったらくるりと遊んであげてください。くるりはお兄さんと遊びたいとずっと言ってて妻はだめと言ってますが今日はいないので江藤さんがいいなら遊んでやってください。」
「もちろんいいですよ。僕は最近運動不足なので」
「やったー!お兄さん、ボールで遊ぼ!」
「いいよー」
「じゃあお兄さんいくよー!エイ!」
「おー上手だね。ほい!」
「わー!エイ!」
「ホイ!」
楽しそうで良かった。榎本さんはこちらを微笑んで見ている。
「お兄さん、鬼ごっこしようよ。パパもやろ!」
「えー、パパもやらないといけないのくるり?」
「うん!3人のほうが楽しいもん。」
「じゃあ江藤さんよろしくお願いします」
「こちらこそ!」
「じゃあパパが鬼ね。よーい、スタートー!」
あ、くるりちゃん速い。僕も逃げないと。
「くるり待てー!」
「キャハハ」
くるりちゃん元気だなー。そう思っていると誰かが後ろから迫ってきている気がした。まずい、はやくしないと。
「江藤さん、すみませんが次よろしくお願いします。」
榎本さんはそう告げると肩に触れた。僕が鬼か。
「よーし、くるりちゃん待てー。お兄さんが次は鬼だぞ。」
「えー?絶対速いじゃん...」
いや絶対遅いだと思う。まぁそんなことはどうでも良くて僕は追いかける。
くっ、速い。こんなの捕まえられないぞ。そう思い走ってから5分。
「くるりちゃん、タッチ!」
「うわー、捕まったー!パパ、お兄さん待ってー!」
「ふふふ」
榎本さんやけに嬉しそう。僕も嬉しいけど。
そしてくるりちゃんが榎本さんを捕まえると榎本さんが「限界!もうおしまい!」って言って終わりになった。もう時間も12時近くなってたので榎本さんがお昼ごはんもあるから解散しましょうと言った。
くるりちゃんは「えー嫌だ」って言ったが僕はお腹がなっては恥ずかしいので「そうですね」と答えた。
「くるり、ばいばいして」
「お兄さんばいばい。また遊んで。」
「今度あったらね。またね」
「じゃあ江藤さんありがとうございました。また今度あったらよろしくお願いします。」
「はい、じゃあくるりちゃんばいばい。」
「お兄さんばいばい」
僕と榎本さんたちは会釈して別れる。
疲れたけど楽しかったな。こんなに運動したのは久々だったので汗もかいたし家に帰ったら着替えないと。帰ってから着替えて昼食を食べた後眠くなったから僕は寝た。
...今は何時だ?時計を見る。
「...20時?!やべぇ明日仕事なのに」
そう叫んでから急いで風呂を沸かす。今日の夕飯どうしよう?今日の昼飯は外食で済ませたから買い物に行ってないのでものがあんまりない。かと言って外食するわけにもいかないと思い渋々買い物にいくことにした。今なら安くなってる希望を持って出かけようとしてスマホを見ると通知の一つに電話があることに気付いた。
「警察...?まさかくるりちゃんのこと?」
そう思って電話をかけた。
「すみません。先ほど通知があったみたいで江藤玲央と申します。」
「あ、江藤さん。沼田さんに変わりますね。」
「江藤さんこんばんわ。沼田です。すみませんお電話かけたときいそがしかったですか?」
「あー...えっと、実はその時寝てまして...昼間に運動してて疲れちゃって...」
「あー、それは失礼しました。えっと実はくるりちゃんのことに関して...」
「はい...」
「実はお母さんが暴力をしていたことがわかりまして...」
「え?!くるりちゃんがですか?」
「はい、我々も疑っていたのですが昨日くるりちゃんが職員にあったときに渡した手紙に助けを求める分があってそれで発覚しました。」
「ちょっと待ってください。実は僕今日くるりちゃんとそのお父さんと遊んだんです。その時異常はありませんでしたよ?」
「そのことは我々も聞きました。お母さんはお父さんがいないときに暴力をしてたみたいで。」
「くるりちゃんはどうなるのですか?」
「しばらくは児童養護施設等で預かります。その後は児童相談所の判断です。」
「そうなんですね...あの明日詳しく聞きに行ってもいいですか?」
「えぇ。いいですよ。それではお待ちしてます。じゃあ失礼しました。」
「はいこちらこそ」
まじか...とこのときは思った。でもこの後も続くなんて
あのときの僕は1ヶ月ぶりの公園だったので子どものように嬉しかった。いつものようにベンチでゆったりしてるとくるりちゃんのような女の子を見かけた。隣にいる男性は新しいお父さんだろうと僕は思った。でもあえて声はかけないでおいた。もし仮にくるりちゃん父娘で新しいお父さんに変な目をされてしまうのはいやだったから。僕は最初は元気そうで良かったと思ったが見返すと違和感に気付いた。気の所為かもしれないがくるりちゃんはやせ細ってる気がするのだ。そして最近よく転んでるのか知らないが絆創膏の数が多い気もする。そんなことを思っていると女の子が「あ!」と声をあげた。
「お兄さん!久しぶり!くるりだよ。覚えてる?」
「もちろん覚えてるよ。元気だった?」
まさか声をかけられるとは...
「うん!ねぇボールで遊んでよ。」
「いいけど隣はお父さん?」
「うん!パパだよ!」
「え...あの、くるり?」
「ほら、パパ挨拶して!」
「え...?」
このままだとまずいと思い僕はお父さんに声をかける。
「お父さんはじめまして。僕はくるりちゃんがここで倒れたときの第一発見者で江藤と申します。」
「あ!くるりが言ってた助けてくれた人の江藤さんだったんですね。失礼いたしました。あのときは大変ありがとうございました。私はくるりの新しい父親の
榎本と申します。」
「いえいえ、僕はよく公園に来てたもんでくるりちゃんを何回か見かけてたので元気な子が倒れてると思ったら助けたくて動いてしまったんです。」
「本当にありがとうございました。今はもうくるりは元気なので公園!公園!ってうるさくて仕方なくて...あのよかったらくるりと遊んであげてください。くるりはお兄さんと遊びたいとずっと言ってて妻はだめと言ってますが今日はいないので江藤さんがいいなら遊んでやってください。」
「もちろんいいですよ。僕は最近運動不足なので」
「やったー!お兄さん、ボールで遊ぼ!」
「いいよー」
「じゃあお兄さんいくよー!エイ!」
「おー上手だね。ほい!」
「わー!エイ!」
「ホイ!」
楽しそうで良かった。榎本さんはこちらを微笑んで見ている。
「お兄さん、鬼ごっこしようよ。パパもやろ!」
「えー、パパもやらないといけないのくるり?」
「うん!3人のほうが楽しいもん。」
「じゃあ江藤さんよろしくお願いします」
「こちらこそ!」
「じゃあパパが鬼ね。よーい、スタートー!」
あ、くるりちゃん速い。僕も逃げないと。
「くるり待てー!」
「キャハハ」
くるりちゃん元気だなー。そう思っていると誰かが後ろから迫ってきている気がした。まずい、はやくしないと。
「江藤さん、すみませんが次よろしくお願いします。」
榎本さんはそう告げると肩に触れた。僕が鬼か。
「よーし、くるりちゃん待てー。お兄さんが次は鬼だぞ。」
「えー?絶対速いじゃん...」
いや絶対遅いだと思う。まぁそんなことはどうでも良くて僕は追いかける。
くっ、速い。こんなの捕まえられないぞ。そう思い走ってから5分。
「くるりちゃん、タッチ!」
「うわー、捕まったー!パパ、お兄さん待ってー!」
「ふふふ」
榎本さんやけに嬉しそう。僕も嬉しいけど。
そしてくるりちゃんが榎本さんを捕まえると榎本さんが「限界!もうおしまい!」って言って終わりになった。もう時間も12時近くなってたので榎本さんがお昼ごはんもあるから解散しましょうと言った。
くるりちゃんは「えー嫌だ」って言ったが僕はお腹がなっては恥ずかしいので「そうですね」と答えた。
「くるり、ばいばいして」
「お兄さんばいばい。また遊んで。」
「今度あったらね。またね」
「じゃあ江藤さんありがとうございました。また今度あったらよろしくお願いします。」
「はい、じゃあくるりちゃんばいばい。」
「お兄さんばいばい」
僕と榎本さんたちは会釈して別れる。
疲れたけど楽しかったな。こんなに運動したのは久々だったので汗もかいたし家に帰ったら着替えないと。帰ってから着替えて昼食を食べた後眠くなったから僕は寝た。
...今は何時だ?時計を見る。
「...20時?!やべぇ明日仕事なのに」
そう叫んでから急いで風呂を沸かす。今日の夕飯どうしよう?今日の昼飯は外食で済ませたから買い物に行ってないのでものがあんまりない。かと言って外食するわけにもいかないと思い渋々買い物にいくことにした。今なら安くなってる希望を持って出かけようとしてスマホを見ると通知の一つに電話があることに気付いた。
「警察...?まさかくるりちゃんのこと?」
そう思って電話をかけた。
「すみません。先ほど通知があったみたいで江藤玲央と申します。」
「あ、江藤さん。沼田さんに変わりますね。」
「江藤さんこんばんわ。沼田です。すみませんお電話かけたときいそがしかったですか?」
「あー...えっと、実はその時寝てまして...昼間に運動してて疲れちゃって...」
「あー、それは失礼しました。えっと実はくるりちゃんのことに関して...」
「はい...」
「実はお母さんが暴力をしていたことがわかりまして...」
「え?!くるりちゃんがですか?」
「はい、我々も疑っていたのですが昨日くるりちゃんが職員にあったときに渡した手紙に助けを求める分があってそれで発覚しました。」
「ちょっと待ってください。実は僕今日くるりちゃんとそのお父さんと遊んだんです。その時異常はありませんでしたよ?」
「そのことは我々も聞きました。お母さんはお父さんがいないときに暴力をしてたみたいで。」
「くるりちゃんはどうなるのですか?」
「しばらくは児童養護施設等で預かります。その後は児童相談所の判断です。」
「そうなんですね...あの明日詳しく聞きに行ってもいいですか?」
「えぇ。いいですよ。それではお待ちしてます。じゃあ失礼しました。」
「はいこちらこそ」
まじか...とこのときは思った。でもこの後も続くなんて